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地元・千葉で10番背負うMF長澤、「プレイヤーとして帰って来れて、わくわくしている」

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 地元・千葉のクラブで新たな挑戦がスタートする。ケルンから浦和レッズへの完全移籍を果たし、2016シーズンは期限付き移籍でジェフユナイテッド千葉でプレーすることが決まったMF長澤和輝専修大からケルンへ加入し、Jクラブを経由することなくプロ選手としてのキャリアをスタートさせたMFが“初めて”Jリーグへ挑む。

 特別指定選手として横浜F・マリノスでナビスコ杯に出場した経験はあるものの、Jリーグのピッチにはまだ立っていない。改めて千葉へ加入した心境について、八千代高出身の長澤は「今までは自分の地元のジェフは、テレビで見ている側でしたけれど、こうやってプレイヤーとして帰って来れたというのに喜びを感じてわくわくしています」と声を弾ませる。

 専修大時代には7番を背負い、ケルンでは25番だったが、千葉での背番号はエースナンバーである10番に決まった。クラブ側から10番が空いていると提案され、快諾したという。「すごく責任を感じていますし、わくわくというか楽しみにもしています。(10番に決まり)チームから期待していただいているというのは嬉しいことですし、もちろんファンの皆様の期待に応えられるようにやっていこうと、すごく思います」と表情を引き締めた。

 長澤は2013-14シーズン途中に当時ブンデス2部だったケルンへ加入。10試合に出場するなど、まずまずのスタートを切った。チームが1部へ昇格した2014-15シーズンは故障の影響もあり、10試合の出場に留まったが故障から復帰した終盤戦では出場機会を得ていたことから、「最後の方では試合に出れたから、次のシーズンもチャレンジしよう」と決意した。

 しかし強い意気込みとは裏腹に「なかなか出場機会は得られなかった」。2015-16シーズンのケルンでは、6試合でベンチ入りしたものの、11試合でメンバー外。リーグ戦1試合、カップ戦1試合に出場しただけだった。

 出場機会に恵まれない日々が続く中、「この環境はシンプルに変えていった方が選手としてもいいんじゃないか」と移籍を決断。ドイツ国内での移籍も選択肢にはあったというが、「僕の地元である千葉ですし、ここ何年かはJ2に下がっていますけど、そういう風なことを打開していこうというチームのビジョンを聞いて、一緒にやりたいなと思って(千葉へ)きました」と日本への復帰を決めた。

「僕自身が高校生のときにジェフが落ちてしまって、大学に行ってからも地元のチームだし、毎年結果をチェックしていたんですが、なかなか上がれない時期も長くて……。そういう状況も知っていたし、選手のなかには先輩もいたし、(大学時代には)練習参加にも行ったりして、色々な人と知り合ってもいたので。なんで上がれないのかなと考えたりすることもあった。そういう部分で千葉でチャレンジしたいなと思いました」

 思うような結果を残すことができずに終わったドイツ挑戦だったが、得たものは大きい。「すごくいい経験ができた。サッカーの文化や経験という意味でもそうですし、サッカー以外の面でも言葉だったり生活環境だったり、人の考え方だったり、いろいろな面で勉強になった部分はあった」と強調する。

「サッカーにフォーカスして考えると、サッカー自体の根本的なスタイルだったりも違うし、フォーメーションだったり、選手の考え方、DFの仕方ひとつとっても違ったし、勉強になる部分は多かったなと思います」

 2016シーズンの千葉は24選手がクラブを去り、新加入選手が19名いるなど、大幅な戦力の入れ替えがあった。フレッシュな顔ぶれが揃うなか、今月11日から始動しているチームの雰囲気はいいと言う。長澤は「みんなが新しい選手ですし、自分も含めてそれぞれがアピールしようという気持ちを持って、トレーニングしていると思います。そういう意味ではみんなモチベーションが高い。まだ日数を重ねていないですが、今後もそれを続けていければ」と話すとおりだ。

 大学時代は中盤からゴールを演出。機を見ては自ら得点を奪いにいくシーンが多数あった。Jリーグ挑戦1年目。目標について話した長澤は「数字でというと難しいですが、大学のときは中盤の前目でゴールに近いところでやらせてもらっていて、(今季も)中盤の前目でプレーする機会が多くなるかもしれないので。どんどん点に絡んで、アシストとゴールを狙っていきたい」と強く誓った。

(取材・文 片岡涼)

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