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現役フットサル日本代表が緊急参戦した「Dream Match Challenge」! CLEARレジェンド率いたラモスも感動「素晴らしい大会になった」

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 17日、東京・GINZA de FUTSAL 勝どきスタジアムで、「Dream Match Challenge」が開催された。

 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)と女優・宮崎あおいがCMに出演している、ヘアケアブランド「CLEAR for MEN」「CLEAR」(ユニリーバ・ジャパン株式会社)のプレゼントキャンペーンによって実現した同大会。ラモス瑠偉(FC岐阜監督)率いるCLEARレジェンドチームと、応募当選者チームが、5対5のフットサルで激突した。

 ラモスが招集したCLEARレジェンドは、現役JリーガーのMF永井秀樹(東京ヴェルディ)、現役フットサル日本代表のFP森岡薫(名古屋オーシャンズ)とFP滝田学(ペスカドーラ町田)、元フットサル日本代表のFP前田喜史(徳島RAPAZフットボール強化責任者)、現役FリーガーのFP山田ラファエルユウゴ(府中アスレティックFC)とGKイゴール(ペスカドーラ町田)と、豪華陣容が並ぶ。対する当選者チームのサースティーズセレクトは、FP大野好章、FP牧裕之、FP吉田経久、FP大熊徹也、FP永田龍記、FP伊藤雅浩、GK岩井清高の7選手。

 この大会には、勝利チーム賞として賞金100万円が授与されるが、試合前の挨拶でサースティーズセレクトの大野主将が「お金では買えないものを経験しにきました!」と意気込みを語ると、CLEARレジェンドチームからも拍手が起こり、健闘を誓い合ってキックオフを迎えた。

 先発にラモス、永井、森岡、滝田を並べたCLEARレジェンドは、立ち上がりこそ様子を見ながらボールを回していたが、前半2分、自陣の永井からゴール前の森岡に鋭いパスが通ると、トラップした森岡はすぐさま右足を一閃。矢のようなシュートがゴールネットを揺らし、4度Fリーグ得点王を獲得しているストライカーが実力の片鱗を見せつけた。

 失点直後にはサースティーズセレクトもシュートチャンスをつくり、3分には伊藤のパスから大野、5分には永田のパスから大野がGKとの1対1まで持ち込むが、3年連続でFリーグのベストファイブに選出されているリーグ最高の守護神イゴールに難なくセーブされてしまう。

 圧倒的な個人技に加え、即席チームとは思えないほど流麗なパスワークを見せるCLEARレジェンドは、7分にラモス、12分には前田が得点を重ね、3点をリードして前半を終えた。

 ハーフタイムに「ポストに入ったところで挟んでボールを奪おう」と打開策を練るサースティーズセレクト。最初の15分を終えて、永田は「手で上手くブロックされて、奪えないところにボールを置かれてしまう。こちらがボールを持ったら、逆に普段では取られない間合いなのに奪われてしまう」と感嘆の声を漏らす。それでも「点を取るしかない」と後半に入ったサースティーズセレクトは、3分に伊藤から右サイドの永田に展開、永田がファーサイドの伊藤にリターンパス。初めてFリーグナンバーワン守護神に揺さぶりをかけることに成功するも、最大の決定機をモノにすることはできなかった。

「前を向かせるな!」と声を掛け合い、数的優位をつくって守るサースティーズセレクトだが、日本代表のエースを止めることは至難の業だった。森岡はゴールに背を向いてボールを受けても、反転してドリブルを仕掛けると、再び右足を振り抜き、ゴールを沈めてみせた。

 永井が加点してスコアを5-0としたCLEARレジェンドだが、本気の姿勢は崩さない。決定機を外してしまったラモスが「ヘタクソ!」と自らを叱責して会場を沸かせた。その後、ラモスは絶妙なループパスで山田のヘディング弾をお膳立てすると、終了4分前と1分前に立て続けにゴールを奪ってハットトリックを完成。「ハットトリックしたからボーナスもらえるんじゃないの(笑)?」と再び会場を盛り上げ、“夢の試合”を締めくくった。

 試合後、森岡の強靱なフィジカルに衝撃を受けたというサースティーズセレクトの大野は「素晴らしい試合をさせていただいて、感謝しています。日の丸を背負っている選手たちの胸を借りることができたので、良い経験になりました」と笑顔で答えた。

「Fリーグでプレーしているので一般の方と試合をする機会もなかなかないですし、応募当選者チームの方もガチンコで戦ってくれたので楽しかったです。ラモスさんは『真剣に楽しく』という方なので、一緒にプレーしてみたかったので。これもフットサルだから実現できたことなのかなと思います」。27日(国立代々木競技場第一体育館)と30日(大阪市中央体育館)に行われるコロンビア代表との親善試合に向けた合宿の前日にも関わらず参戦した森岡は、プロとアマチュアの垣根を越えた一戦に、充実した表情を見せる。

 同じくフットサル日本代表に招集されている滝田は、ラモスへの恩返しの意味も込めて参加を決意した。「2012年のW杯でメンバーから落ちたときに、ラモスさんから声を掛けていただいて、その頃から話をするようになったんです。今回、声を掛けていただいて、ガチンコな試合を一緒にやらせていただけたのは良い機会でしたし、本当に楽しめました」。

 初めて会した14人がひとつのボールを追いかけたひと時――。試合を終えて、ラモスは大会への想いを初めて明かした。「自分たちが勝つために集めたメンバーではない。応募してくれた彼らのために、最高の試合をプレゼントしたかった。相手も本気で戦ってくれたし、素晴らしい大会になったと思う」。ラモスの名の下に集まった“レジェンド”たちの想いは、確かにサースティーズセレクトに届いていた。

 直前まで、ブラジル、スペインへ渡航し、さらに腿に違和感を覚えて万全な状態ではなかったというラモスだが、前日に鍼を打って「Dream Match Challenge」に備えた。「相手にも、観に来てくれた人にも、失礼のないようにプレーしなければならない」。日本一サッカーにアツい男の想いが、この舞台をつくったのは間違いない。「応募がすごいたくさんあったし、次は4チームでトーナメントをやったら面白いね」と最高の笑顔を残して、会場を後にした。

(取材・文 奥山典幸)


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