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“大学代表”の看板を背負い続ける中、U-23代表DF室屋に生じた変化

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 唯一の大学生プレーヤーはプロ集団の中でも、存在感を示し続けている。14年8月の福岡合宿で初めて手倉森ジャパンに招集されたDF室屋成(明治大)は、当時の心境をこう振り返る。「大学生というのを意識して、遠慮していた部分もありました」と――。

 あれから約1年半。14年9月のアジア大会で全試合フル出場を果たし、15年3月のリオデジャネイロ五輪アジア一次予選では負傷のDF亀川諒史(福岡)に代わる追加招集だったものの、マレーシア戦でピッチに立ち1-0の勝利に貢献。何よりも、メンバーに名を連ね続け、手倉森ジャパンになくてはならない存在へと成長した。

 リオ五輪アジア最終予選メンバー23名の内、大学生は室屋一人という状況は変わらない。しかし、心境には大きな変化があった。

「最初はどうしても遠慮してしまう部分もありました。でも今は大学生だからどうとか、プロだからどうというより、一人のサッカー選手として、どれだけできるかを考えています。周りから大学生と見られようと、僕自身は意識しません」

 だが、初招集時に「大学生の代表としての自覚や責任を持ってプレーする」と決意を表していたように、現在も「大学から一人だけ選ばれている中で情けないプレーはできない」と“大学代表”の看板を背負い続けている。

 今予選ではグループリーグ初戦・北朝鮮戦、第2戦タイ戦に先発フル出場を果たして、チームの2連勝スタートに貢献。タイ戦翌日から左足打撲の影響で別メニュー調整が続いたが、第3戦サウジアラビア戦翌日から全体練習に合流。足の状態は「完璧です」と、22日に行われる準々決勝イラン戦に向けて準備万端だ。

 室屋の対面にはイランA代表にも名を連ねるMFメヒド・トラビが構える可能性がある。「A代表の選手で強烈らしいですね。噂には聞いています」と答えつつも、「ただ、そういう選手を止められたら自信になります。楽しみですね」と翌日に控える強者との勝負を待ちわびている。

(取材・文 折戸岳彦)

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