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トーレスがファンへ団結呼びかける、「監督とは包み隠さず話した」

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 アトレティコ・マドリーに所属するFWフェルナンド・トーレスが自身の移籍報道に揺れるファンへ団結を呼びかけた。スペイン『マルカ』がその内容を伝えている。

 ミランからの期限付き移籍で古巣復帰しているトーレスだが、契約は今季限りで終了する。A・マドリーはFIFAによる移籍禁止処分が来冬まで保留されると見越し、今冬にトーレスとの契約を見直すなど具体的な動きは見せなかった。

 移籍の噂が取り沙汰されるなか、トーレスは「僕の契約のことを心配してくれているファンたちに対して、僕は僕ら全員が団結する必要があると言いたい。ひとつになって、土曜日に行われる試合に集中するんだ。これ以上後ろを振り返っている場合じゃないのさ」とコメントした。

 リーガで2位につけているA・マドリーは1月30日に行われたリーガ第22節で首位に立つバルセロナに1-2で敗れ、勝ち点3差に離された。3位のレアル・マドリーは勝ち点1差に迫ってきている。

「現段階でのメッセージは明瞭だ。1つに団結するんだ。チーム、選手、コーチングスタッフ、そしてファンたちがこれまでのように団結すれば、物事はこれからもうまく進む。この調子を維持し続けて、更なる高みを目指そう。それこそが重要なことだ。A・マドリーというクラブ以上に重要な選手なんて誰もいない」

「今は僕の契約延長について話すべき時じゃない。僕ももう31歳だ。子どもじゃないし、自分の状況については受け入れている。だから今は団結する時。個人のことは二の次だ」

「監督とは僕がこれまで感じていたことを包み隠さず話した。それ以外に僕が言えることはない。僕がするべきことはプレーしてゴールを決めること。このチームには守備、攻撃、ゴールが足りていない。もう一度皆で団結し、それ以外の重要なことに気を取られないようにしなければならないよ」

 トーレスは9月19日のエイバル戦(2-0)を最後に得点がない状況だ。今季残り16試合で結果を残し、自ら“残留”を勝ち取り、ファンを安心させることはできるのだろうか。

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