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中国の“爆買い”は続くのか? 名将ベンゲルは日本と比較 「かつてJリーグも…」

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 サッカー界で中国の“爆買い”が止まらない。ヨーロッパのマーケットが終わっても、複数のクラブが次々に有名選手を獲得している。欧州クラブの新たな脅威となりつつあるチャイナマネーに、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督はかつてのJリーグを思い出しているようだ。

 中国のクラブは2月に入ってからも、広州恒大がFWジャクソン・マルティネスを、江蘇蘇寧がMFアレックス・テイシェイラを、河北華夏がMFガエル・カクタを獲得している。アルベルト・ザッケローニ監督が就任した北京国安も、FWブラク・ユルマズを獲得したと報じられている。

 チェルシーからMFラミレスを獲得した江蘇蘇寧への移籍を決めたテイシェイラは、リバプールが強く関心を寄せていた選手だ。これまで豊富な資金力を武器に補強を実現させてきたプレミアリーグのクラブでさえも、チャイナマネーとの厳しい争奪戦を強いられている。

 プレミアリーグのクラブにとって、中国は大きな脅威となり得るのか。ベンゲル監督は「イエス。もちろんだ。中国には、欧州リーグ全体を中国に移すだけの財政力があるようだね」と答えた。イギリス『BBC』が報じている。

 かつて名古屋グランパスを率いた名将は、現在の中国に以前のJリーグを思い起こしているようだ。だが、大金を費やしてビッグネームを獲得することがなくなったJリーグのように、中国クラブの勢いが緩まるかどうかは分からないとしている。

「彼ら(中国)は続けようという希望を保つか? 思い出してごらん。以前、日本もそれを始めた。だが、スローダウンした」

「中国がどれほど強く望んでいるのかは知らない。だが、もしも非常に強く政治的願望があるのなら、我々は心配しなければいけないだろう」

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