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[EL]マンU、ミッティランに先勝許す…デ・ヘア負傷で急遽出場のロメロが好守も痛恨の逆転負け

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[2.18 EL決勝T1回戦第1戦 ミッティラン2-1マンチェスター・U]

 ヨーロッパリーグ(EL)は18日、決勝トーナメント1回戦の第1戦を欧州各地で行った。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は敵地でミッティラン(デンマーク)と対戦。前半37分に先制したが、前半終了間際に追いつかれると後半32分に逆転を許し、1-2で第1戦をおとした。第2戦は2月25日にユナイテッドのホームで行われる。

 主将のFWウェイン・ルーニーを膝の負傷で欠くユナイテッドは、先発メンバーに名を連ねていたGKダビド・デ・ヘアがウォーミングアップ中に負傷し、急遽GKセルヒオ・ロメロを起用。負傷者続出のサイドバックには左にDFダレイ・ブリント、右にDFドナルド・ラブが入り、1トップはFWアントニー・マルシャルが務めた。

 ユナイテッドは前半36分、カウンターからFWバーツラフ・カドレツに独走を許し、GKと1対1の場面を作られる。失点のピンチだったが、カドレツの左足シュートをGKロメロが好守を見せて難を逃れると、直後に先制に成功する。37分、GKロメロのキックが右サイドに流れてMFジェシー・リンガードが上げたクロスをFWメンフィス・デパイが体勢を崩しながらも右足で押し込み、試合の均衡を破った。

 しかし、リードは長くは続かない。前半44分、相手陣内でボールを奪ったミッティランはMFピオーネ・シストが鋭いドリブルで仕掛け、左からスライドしてシュートコースを作って右足を振り抜く。ゴール正面から放たれたシュートが右隅に突き刺さり、1-1で前半を終えた。

 前半終盤に追いつかれたが、後半に積極的な入りを見せたのはユナイテッドだった。8分、デパイの左クロスをフリーでゴール前にいたMFフアン・マタがヘッド。決定機だったがゴール左に外すと、11分にはMFアンデル・エレーラが左から送ったクロスをリンガードが右足ボレー。決まったかに思われたが、クロスバーを叩き、勝ち越しのチャンスを逃した。

 すると、流れはミッティランに傾く。後半17分、右サイドからMFクリストファー・オルソンが上げたクロスを途中出場のFWポール・オヌアチュがヘッドで合わせる。これはGKロメロの好守に阻まれたが、32分に逆転に成功する。オヌアチュが仕掛けて一度はボールを失ったが、マタからボールを奪いなおして、ペナルティーアーク左から右足を振り抜く。ラブがプレッシャーをかけていたが、低い弾道のシュートがゴール左隅におさまり、2-1と試合をひっくり返した。

 その後、ユナイテッドは反撃に出るも同点ゴールを奪うことができず、そのまま試合は終了。アウェーゴールを奪ったものの、厳しい内容でミッティランに先勝を許した。

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