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寿人!浅野!!ウタカ!!!広島がG大阪に3発快勝、2年ぶり4度目ゼロックス杯制覇

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[2.20 富士ゼロックススーパー杯 広島3-1G大阪 日産ス]

 富士ゼロックススーパー杯2016が20日、日産スタジアムで行われ、サンフレッチェ広島ガンバ大阪を3-1で下した。広島は2014年大会以来、2年ぶり4度目の制覇になった。

 2016年シーズンのJリーグも“新・ライバル対決”での幕開けとなった。両チームは昨季のチャンピオンシップ決勝でも激突。広島が1勝1分で制して年間優勝を勝ち取った。逆にG大阪は昨年12月29日に行った天皇杯準決勝の対戦を3-0で制し、リベンジに成功。昨年の通算成績は2勝1分2敗と五分の成績だった。

 広島は昨季のメンバーからFWドウグラスが退団したが、清水からFWピーター・ウタカを補強。プレシーズンの練習試合でも5勝を挙げるなど、順調な調整を続けている。この日はウタカはベンチスタートとなったが、昨年末のクラブW杯で結果を残したMF茶島雄介がスタメンに抜擢された。

 対するG大阪は、今季はU-23チームがJ3に参戦するため、若手を中心に大きな戦力補強を行った。また横浜F・マリノスからFWアデミウソンとMF藤本淳吾を補強。藤本はベンチスタートとなったが、アデミウソンはFWパトリックと2トップ、FW宇佐美貴史らと強力攻撃陣を形成した。また、故障で欠場したDF岩下敬輔に代わってDF今野泰幸がCBに入ったため、ボランチにはMF遠藤保仁とともにU-23日本代表MF井手口陽介が入った。[スタメン]

 試合序盤、広島のDF塩谷司が積極的な攻撃参加から立て続けにシュートを打つ場面はあったが、比較的静かな立ち上がりとなった。ただ、前半15分に茶島が右サイドを突破し見せ場を作るなど、広島が仕上がりの良さを見せた。

 G大阪にとっては我慢の前半になった。井手口が再三のスライディングタックルで圧力をかける広島のチャンスの芽を摘むと、前半32分には左サイドでFKを獲得。しかし、宇佐美の蹴り入れたボールに合わせたパトリックのヘディングシュートは左に外れる。同36分にも宇佐美のFKからゴール前の混戦を作ったが、オフサイド判定となった。

 ハーフタイムに両軍選手交代はなかったが、後半からG大阪は宇佐美とアデミウソンのポジションを交換。アデミウソンが左サイド、宇佐美がよりゴールに近い位置に入った。

 後半6分、均衡が破れる。右サイドでボールを持った塩谷がクロスを上げると、そこにFW佐藤寿人が反応。左足でゴールに流し込み、背番号11が期待通りの結果を残す。寿人は直後の同8分に、U-23日本代表の新10番FW浅野琢磨と交代。お役御免となった。

 さらに試合は動く。後半12分、エリア内左を突破したMF柏好文のクロスをDF丹羽大輝が止めに行く。クロスは顔面に当たったかに見えたが、飯田淳平主審はハンドを宣告。広島にPKを与えた。このPKを入ったばかりの浅野が豪快に蹴り込み、リードを2点に広げる。公式戦での10番お披露目ゲームで、“ジャガーポーズ”も炸裂した。

 しかしこのまま簡単に負けるわけにいかないG大阪は、後半14分にブラジル人コンビを下げて、MF倉田秋とFW長沢駿を投入。リズムに変化を与えると、迎えた同23分、右サイドを持ちあがったMF阿部浩之のクロスに宇佐美が頭で飛び込み、ようやく1点を返した。

 それでも広島はさらに突き離しにかかる。後半24分からMF柴崎晃誠に代えてウタカをピッチに送り込む。するとそのウタカがいきなり存在感を見せる。同27分のシュートはGK東口順昭の好セーブに阻まれたが、直後のプレーとなるCKのこぼれ球に反応。ボレーシュートが相手DFに当たってコースが変わるラッキーな形となり、追加点を呼び込んだ。

 終盤、G大阪がゴール前に迫る場面はあったが、落ち着いた守りで跳ね返し続けた広島が、3-1で今季初タイトルを獲得した。このあと両チームはJ1リーグ開幕を前にAFCチャンピオンズリーグの戦いを始める。広島は中2日の23日にホームで山東魯能(中国)と対戦。G大阪は中3日、24日に敵地で水原三星(韓国)との対戦で初戦を迎える。

(取材・文 児玉幸洋)


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