beacon

本田の直接FKはクロスバー!2戦不発もミランはウノゼロ勝利、公式戦11戦不敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.27 セリエA第27節 ミラン1-0トリノ]

 セリエAは27日、第27節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでトリノと対戦し、1-0で勝利した。公式戦13試合連続の先発を果たした本田も攻守に貢献した。

 前節はナポリとドロー。ミランは連勝こそ逃したが、不敗記録は継続中。シニシャ・ミハイロビッチ監督も目標のCL圏内入りを明言するなど、安定感のある戦いを見せ始めている。ホームでトリノを叩いて、さらに上昇気流を掴みたいところだ。

 本田が攻撃の中心になっている。前半7分のゴール前のチャンスは本田のクロスが起点。同12分には本田自らが右サイドから中央に切り込みシュートを放った。いずれもゴールネットが揺れることはなかったが、背番号10にボールが集まった。

 本田最大の見せ場は前半27分、ゴール正面の位置でFKを獲得すると、直接左足で狙う。一直線にゴールに向かったシュートは、GKの手の届かないゴール右隅に飛ぶ。しかしボールは無情にもクロスバーを叩き、ピッチに戻ってきた。

 試合はスコアレスで折り返すかと思われた前半終了間際にミランが先制点を奪う。右サイドからのCKを獲得すると、ゴール前の混戦をDFルカ・アントネッリが押し込む。ミランが1点をリードして前半を折り返した。

 後半に入っても攻め込むミラン。しかし追加点はなかなか奪うことは出来なかった。後半16分にはCKの流れからFWカルロス・バッカがゴールに押し込むが、惜しくもオフサイド判定に取り消された。

 ただ守りは最後まで安定していた。2月25日に誕生日を迎え、17歳になって初めての試合となったGKジャンルイジ・ドンナルンマが貫録すら漂わせる安定したセービングでゴールに鍵をかける。

 結局ミランは1-0で勝利。リーグ戦では今季2度目の“ウノゼロ”となった。公式戦は11戦、リーグ戦の無敗は9戦に伸びた。本田は5試合連続のフル出場で存在感を見せた。


●欧州組完全ガイド
●セリエA2015-16特集

TOP