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2点演出の清武は“初共演”の山口に賛辞「待ち望んでいた」

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 ハノーファーMF清武弘嗣は27日、ブンデスリーガ第23節シュツットガルト戦でほぼフル出場し、2ゴールを導いて2-1の勝利に貢献した。チームに9試合ぶりの白星をもたらした清武だが、最下位脱出のために、気を緩めてはいけないと訴えている。ブンデスリーガの公式ウェブサイトがコメントを伝えた。

 負傷から復帰し、11試合ぶりに先発した清武は、1点を追っていた32分にFKで同点弾を演出。さらに83分、再びFKから逆転ゴールを導き、8連敗中のチームに光を取り戻させた。ブンデスリーガの公式ウェブサイトでマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。

 だが、ハノーファーはようやく白星を取り戻したところ。順位は依然として最下位だ。自動降格を避け、2部とのプレーオフに回る16位とは、まだ勝ち点4差だ。

 だからこそ、清武は「安心できる順位ではない」「まだ1勝しただけ」「まだ最下位なので、連勝できるように」と強調した。「気を引き締めてやらないと、この1勝が無駄になる可能性もあるし。だから、これからかなと思います」。

 試合勘の問題はないという清武は、チームで最も高いパス成功率を誇った。本人も「復帰したばかりで調子も良い」と、コンディションには手ごたえがある様子。だが、「復帰した後はどこかで必ず体にガタがくるので、良い調子をあと何試合維持できるか」ともつけ加えている。

 ともに先発出場したMF山口蛍のことも称賛した。勝因を問われ、「蛍が入ることで、前を向けるし、常に僕を見てくれている」とコメント。「今日のあいつは素晴らしかった」「オレの期待どおり」「待ち望んでいたヤツが来ました」と賛辞を並べた。

 山口は第20節マインツ戦で前半35分に途中交代した。清武は「ああいう代えられ方をしましたけど、それでも自信を失うことなくトレーニングからすごくやっていた」「踏ん張った気持ちと、折れなかった気持ちが今日の試合に出たと思います」と、セレッソ大阪時代からの同僚を称えている。

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