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なでしこ阪口不運…パスが主審を直撃、繋がれ失点「仕方がない」

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[2.29 リオ五輪女子アジア最終予選 オーストラリア3-1日本 金鳥スタ]

 運も味方しなかった。「全然関係ない。それもすべて。失点は失点なので。何が出来たかって仕方がない。あのシーンに関しては」。MF阪口夢穂の試合後の言葉。繋ぎ合わせたようなコメントに、複雑な思いがにじみ出た。

 1点の先行を許した日本女子代表(なでしこジャパン)は、同点に追いつこうと前半40分に早くもFW大野忍に代えてFW横山久美を送り込む。しかし直後の同41分、右サイドでボールを持った阪口の出した横パスが、カリナ・ビトゥラーノ主審を直撃。相手に拾われパスを繋がれると、FWミッチェル・ヘイマンにGKもかわされ無人のゴールに流し込まれてしまった。

 しかし阪口は不運と受け入れることが出来ていたと強調する。それよりも後半攻め込みながらも得点が奪えず、逆にダメ押しの3点目を奪われてしまったことを悔やんだ。「オーストラリアにとっては3点目は大きかったと思うし、私たちとしても攻めてる中での失点だったので」。

 早くも後がなくなったなでしこ。ただ次戦は中1日でやってくる。「次に切り替えて練習しようと話した。負けられないと思うので、内容より結果にこだわって頑張りたい」。勝負の日韓戦に向け、気合を入れ直した。

(取材・文 児玉幸洋)
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