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スペイン代表の次期監督の第1候補はカパロス氏 デル・ボスケはEURO後に退任が濃厚

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 次期スペイン代表監督の第1候補に、元セビージャ監督のホアキン・カパロス氏の名前が挙がっている。現在スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は、今年6月に開催されるEURO2016後に退任が濃厚となっている。

 カパロス氏は、指導者としてのキャリアを州リーグからスタートさせた。2000年に当時リーガ・エスパニョーラ2部を戦っていたセビージャの監督に就任すると、2000-01シーズンに1部昇格を果たし、2003-04シーズンから2シーズン連続でUEFAカップの出場権を獲得した。その後はデポルティボや、ビルバオなどの監督を歴任した。

 スペイン代表の次期監督候補には、さまざまな有力監督の名前が挙がっていた。しかし現段階で条件を満たしているのは、カパロス氏だけのようだ。ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督は今週、クラブとの契約を延長した。セビージャのウナイ・エメリ監督や、ラージョのパコ・ヘメス監督はクラブとの契約が残っている。

 スペイン『マルカ』によると、スペインサッカー協会のアンヘル・マリア・ビジャール会長は、既にプライベートで開催したフォーラムで「カパロス氏に決めた」と口を滑らせてしまったようだ。カパロス氏が代表監督就任の可能性について次のように述べたと、『マルカ』が伝えている。

「ビセンテ(・デル・ボスケ監督)に続けてほしいよ。でも代表監督就任は、スペイン人の私にとって、大変名誉なことだ。自分のキャリアの中で最も大きな仕事になるだろう」

「私は地域リーグから、エリートクラスのリーグまで知り尽くしている。そして、1部リーグの監督を15年経験した。もしビジャールがオファーをくれたら、1秒も迷わずに仕事を引き受けるよ。でも、まずはビセンテが協会と話す」

『マルカ』によるとカパロス氏は、今年に入ってから少なくともマラガとエスパニョールという、1部リーグの2チームからのオファーを受け、これを断っている。こうしたことからも、カパロス氏の第1希望は、EURO2016後の代表監督就任だとみられている。

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