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[アンブロGACH1-TR]関東一快勝も、指揮官は主力入り狙う選手たちがより欲を出すことを期待

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[3.6 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ 関東一高 5-1 東海大三高 東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド]

 フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが、自身とチームの成長を目指す第2回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」は6日、東京大会最終日を行い、昨年の全国高校総体4強の関東一高(東京)対東海大三高(長野)戦は関東一が5-1で快勝した。

 関東一はこの日の午前中に行われた前橋商高戦でA2メンバーが1-2で敗戦。それを受けての試合だったこともあってか、Aチーム入りを狙う選手個々のモチベーションは高かった。前半、FW工藤誉史が倒れ込みながらも右足シュートを決めて先制した関東一は終盤にも工藤のループシュートとFW村井柊斗のゴールで3-0とする。

 後半にもFW高橋一馬と村井が決めた関東一は守っても正守護神の座を争うGK内野将大とGK山口公太郎の2人がセービングや声という持ち味でアピール。終盤にFW瀬戸匠海の左CKからCB伊藤悠にヘディングシュートを決められたものの、5-1で最終戦を白星で飾った。前後半でメンバーを大きく入れ替えた東海大三は敗れたものの、後半巻き返して意地を見せた。

 関東一は小野貴裕監督がA2チームやBチームのメンバーにより欲をもってプレーしてもらいたいと期待していた。「欲がないわけではないと思うんですけど、もう一個外に向けることができてくればいいと思う。ちょっと自分の立ち位置を決めて、『自分なんかは……』と思っているのであれば、払拭してもらいたい」。Aチームの先発争いに加わるという思いをどれだけ強く抱いているか。一方で、主力組の選手に対しては「Aのスタメンの子が見せないといけない」と今後行われるT1リーグなどでAチームで先発を争うために必要なものを、チームメートたちに示すことを求めていた。

(取材・文 吉田太郎)

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