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イングランド協会がビデオ判定導入を明言、代表戦で試験導入か

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 国際サッカー評議会(IFAB)は、遅くとも2017-18シーズンまでに審判団を補助するビデオ判定の試験導入を実施することで合意したと発表した。イングランドサッカー協会(FA)もこの案を支持し、マルティン・グレンCEOはイングランドでの試合にビデオ判定の採用を検討していると話した。英『スカイ・スポーツ』が報じている。

 イギリス4協会および国際サッカー連盟(FIFA)によって構成され、サッカーの規則作成を行うIFABは、5日にウェールズのカーディフで開いた年次総会でビデオ判定導入についての合意。ゴールやPK、退場処分などについて疑義が生じた場合に用いる。

 これを受けてFAのグレンCEOは、「私たちは間違いなくビデオ判定を導入する。導入する理由としては、誤った判断が下されるのを避けるためだ。UEFAも導入するだろう。問題点としては、多くのカメラがなければ、正確な判定が下せないというものが挙げられる」と導入することを断言した。

 プレミアリーグではすでにゴールライン・テクノロジーを導入しており、試合の進行に大きく影響を与えることはないことが確認されているが、ビデオ判定テクノロジーを導入した場合、進行を著しく妨げる可能性がある。「試合の流れは重要なものであり、それを妨げることはしてはならない。だからこそ、まずはテストという形で導入する必要がある」と十分なテストが必要であることを強調した。

 また、『テレグラフ』によると、FAはビデオ判定テクノロジーのテストをどこよりも先に行うことを検討しており、イングランド代表の親善試合は、ビデオ判定テクノロジーを活用する初めての公式戦の1つになる可能性があると報じている。

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