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佐々木監督“有終”岩渕弾で北朝鮮撃破!なでしこはリオ予選3位

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[3.9 リオ五輪女子アジア最終予選 日本1-0北朝鮮 金鳥スタ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、リオデジャネイロ五輪女子最終予選の最終戦で北朝鮮女子代表と対戦し、1-0で勝利した。2勝1分2敗で大会を終えたなでしこ。上位2チームにリオ五輪出場権が与えられる中で、6チーム中3位という成績だった。

 五輪出場が3大会で途絶えたなでしこジャパンは、失意の中で行われた7日のベトナム戦を6-1で快勝し、ようやく今大会初勝利を挙げた。迎えた最終戦。佐々木則夫監督の最後の試合と言われ、一部の選手の代表引退も噂される“ラストゲーム”になった。

 なでしこはベトナム戦からスタメン8人を変更。システムは4-4-2。GK山根恵里奈、DFラインは右からDF近賀ゆかり、DF岩清水梓、DF熊谷紗希、DF有吉佐織。ダブルボランチにはMF阪口夢穂とMF宮間あや、右MF中島依美、左MFには鮫島彩が入った。2トップはFW大儀見優季とFW横山久美。なお、近賀と阪口はこの試合が通算100試合目の節目となった。

 試合前に降った大量の雨の影響で、なかなかボールが前に運べない難しい状況で試合は行われた。ただゴール前に入ると、お互い気持ちの入った迫力ある攻撃を見せる。なでしこは前半13分、宮間のアーリークロスに飛び出した阪口がエリア内に入るが、上手くコントロールできずにボールを失う。

 前半31分にはCKの流れから有吉がゴール前に浮き球を入れる。オフサイドトラップを掻い潜った大儀見がフリーで飛び込み頭で合わせるが、シュートはわずかに枠左に外れる。北朝鮮に攻め込まれる場面もあったが、前半はスコアレスで折り返すことになった。

 なでしこは後半から鮫島に代えてFW岩渕真奈を投入。岩渕は右MFに入ると、宮間が左MFに移動した。しかし後半11分の流れるようなパスワークから左に展開された宮間のクロスも、中に走り込んだ岩渕にはわずかに合わず。均衡が破れないまま、試合は終盤戦へと向かった。

 しかしようやく後半35分、スコアが動く。左サイドから宮間が上げたクロスが岩渕の頭にピタリ。22歳FWの今大会3点目でついに均衡が破れた。直後には北朝鮮にCKからビッグチャンスを作られるが、押し込まれたシュートを宮間がライン上で頭に当ててかき出し、同点弾を許さなかった。

 このまま1-0で逃げ切ったなでしこジャパン。2011年のW杯優勝、2012年ロンドン五輪銀メダルなど、黄金期を築いた佐々木体制の有終の美を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
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