beacon

“爆買いの王様”広州恒大GKのまさかのミスから浦和が流れ掴む

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.16 ACLグループH第3節 広州恒大2-2浦和 広州]

 浦和レッズとしてはラッキーな形で反撃の1点が入った。前半14分までに2点の先行を許した浦和だが、同30分、右サイドからのCKを獲得すると、MF柏木陽介のクロスが広州恒大のGKゾン・チョンのパンチングに遭う。しかし弾ききれずに後ろにこぼすと、FW武藤雄樹が押し込み、1点を返した。

 浦和は後半に入るとさらに攻勢を強める。そして後半44分、左サイドを駆け上がったDF槙野智章のクロスをFWズラタンが落とすと、途中出場のFW興梠慎三がボレーで蹴り込み、土壇場で勝ち点1を手繰り寄せた。広州GKの“まさか”のミスから流れを掴んだ浦和。試合後、決勝点を奪った興梠も「武藤が決めてから流れがこっちになった」とニンマリしたように、不振にあえぐ“爆買いの王様”広州に蘇らせるきっかけを掴ませなかった。

 一方の昨季アジア王者の広州は、3戦を終えて2分1敗。まさかのグループ最下位に沈んでいる。今冬、約55億円の移籍金を払って獲得し、年俸は一人で浦和選手の総年俸を払えると話題になったFWジャクソン・マルティネスがさすがの存在感を見せる場面もあったが、逃げ切りに失敗。しかし、『china.com』によると、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は「2-2というスコアは妥当だ。ただ今日はいいゲームだった。我々は攻撃の機会を多く作った。改善するところもあるが能力はある。我々は懸命に仕事を続けるだけだ」と前向きに話している。

●ACL2016特設ページ

TOP