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ハーフナーとの新ホットラインに意欲、酒井宏「放り込むボールを出せる」

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 新たな“ホットライン開設”に意欲を見せた。日本代表DF酒井宏樹(ハノーファー)はFWハーフナー・マイク(ADOデンハーグ)のハリルジャパン初招集について「オプションが増えるのはいいこと」と歓迎した。

「放り込むボールと、合わせるボールとあるけど、マイクくんが入ることで放り込むボールを出せる。引いてくる相手に対してどう崩していくか。そのために(ハーフナーを)呼んだと思うし、そこをしっかり考えたい」

 ハリルホジッチ監督はハーフナーについて「我々が支配したゲームのときに興味深い選手」と指摘。日本代表の課題として「センタリングが足りない」ことを挙げ、「この2試合ではそういったサイドからのボールを送ること、マイクの頭を狙っていくことが大事になる」と、サイド攻撃を重視している。サイドバックである酒井宏としても、194cmの長身FWがゴール前にいることはクロスを上げるうえで、そのバリエーションを増やせることにつながるはずだ。

 ハリルホジッチ監督は17日のメンバー発表会見で「彼(酒井宏)には個人のビデオを用意している」と、個別ミーティングを行う意向を示していた。酒井宏によると、この日昼に宿舎で「コーチと一緒に映像を見た」そうで、「自分のいいところや修正するところがまとまっていた。自分でもそれはよく分かっている。球際だったり寄せるところだったり、守備の部分で細かいところを言われた」と説明した。

 指揮官は「ハイレベルなフィジカルクオリティーを持った、日本人にはまれな選手」と酒井宏を評する一方、「頻繁にそのクオリティーを使えているわけではない」とも指摘している。酒井宏は「90分間、常にフレキシブルにできるほど体力はあり余っていない。頭を使ってポジションを整えながらやらないといけない」と、自分自身の課題と向き合った。

(取材・文 西山紘平)

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