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世界最高の大会にレスターは不要?欧州を騒がせる新チャンピオンズリーグ構想

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 チャンピオンズリーグ(CL)にレスター・シティは要らない?ヨーロッパのビッグクラブは、自分たちでさらなる利益を追求していきたいようで、その欲望が欧州を騒がせている。

 今月初め、ある強欲とも、傲慢とも取れる構想が、ヨーロッパで話題となった。きっかけは、あるアメリカ人実業家の動きだ。スポーツビジネスを扱う「レラバント・スポーツ」のチャーリー・スティリターノ会長は、イングランドの5つのビッグクラブ幹部との会合だった。イギリスのタブロイド紙『サン』は、この会合が「ヨーロッパ・スーパーリーグ構想」につながるものだと打ち出した。

 同会長は、この会合がアメリカでのプレシーズン大会のためのものだったと説明した。事実、今週に入り、この夏にアメリカなどで行われるインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)の概要が発表されている。だが、同会長はUEFA(欧州サッカー連盟)と緊密に連絡を取り合っていると話し、今後の展開に含みを残した。

 そして、同会長はこう話したのだ。

マンチェスター・ユナイテッドだったら、何と言うだろうね?サッカーをつくり出したのは自分たちだと言うか、それともレスターだと言うか」

 ICCの成功が、一つのヒントになったのかもしれない。ビッグクラブだけによる、さらなる利益追求の可能性を示唆した。

 ICCの発表に続いて入ってきたのが、CLの大会形式変更の可能性のニュースだ。『スカイ・スポーツ』などは、CL出場チームが現在の32から16に減らされ、さらなるエリートだけの大会になる可能性を報じた。イングランドのクラブや他国の名門が賛同しているとの報道があるが、実現すれば小国のクラブの出場は難しくなりそうだ。

 この構想によると、UEFAは16チームを2グループに分けて、8チームの総当たりでのリーグ戦を計画。現在は、グループステージで敗退するチームは6試合しか行えないが、新方式なら14試合が保証される。また、ビッグクラブ同士の対戦となれば、さらなる興味と金を引きつけることになるだろう。スーパーリーグ構想に近づくものだと言える。

『GOAL』では、このスーパーリーグ構想に対するユーザー投票を実施。イギリスでは72%、ドイツでは71%など、7割近いユーザーが、この構想に「NO」と答えた。

 CLは現在、3年契約の1年目で、すぐの形式変更は不可能だ。だが、イギリス『デイリー・メール』は、9月にもUEFAが新形式を認める可能性があると報じている。

 一方、同紙は新方式で試合数が増加した場合の国内リーグとの並走が厳しくなると指摘。現在、プレミアリーグでレスターとトッテナムが首位を争っていることが、ビッグクラブにとって複数の大会を戦うことの難しさを証明していると記している。

 ビッグクラブが新CLで疲弊すれば、レスターが国内リーグ制覇に近づきやすくなり、また次のシーズンにもCLに出るのはレスターで…。ビッグクラブの貪欲な利益の追求とジレンマは、まだ続くことだろう。

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