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浦和FW李、“らしいゴール”で先制点も「1点では物足りない」

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[4.16 J1第1ステージ第7節 浦和 3-1 仙台 埼玉]

 値千金の先制点を奪った浦和レッズFW李忠成だったが、試合後には満足した表情をまったく見せなかった。

 スコアレスのまま迎えた後半6分、李に好機が訪れる。左サイドからDF槙野智章が送ったクロスを左足ダイレクトで合わせてゴールを脅かしたものの、ボールはポストに弾かれてしまった。しかし、「槙野にはここに入れてほしいと言っていた」とイメージ通りの流れからのフィニッシュ。すると、直後の同8分には同様に槙野のクロスから、今度はヘッドで合わせてネットを揺らし先制点をもたらした。

「らしいゴールだったと思う。ポストに当たった場面があったので、確実に決めたかった。槙野が本当に良いボールを上げてくれたし、彼のおかげで取れました」

 1分後の後半9分に仙台に追い付かれたものの、同29分にFW興梠慎三、同31分にMF武藤雄樹にゴールが生まれたチームは3-1の勝利を収めた。快勝ながらも、本人は納得していない様子だった。「コンディションもチーム状況も良かったから、もう少し点を取らないと。悔しかったし、1点では物足りない」と唇を噛み、ゴールへのどん欲な姿勢を示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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