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太田が左クロスで先制アシストも…フィテッセは終盤のPK被弾でドロー

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[4.16 エールディビジ第31節 フィテッセ1-1ヘラクレス]

 エールディビジは16日、第31節2日目を行い、DF太田宏介の所属するフィテッセはホームでヘラクレスと対戦し、1-1で引き分けた。2試合連続でフル出場を果たした太田は、後半3分に先制ゴールを導く今季2アシスト目を記録したが、チームは2試合続けてのドローに終わった。

 手数をかけない縦に速い攻撃を特長とするフィテッセだが、開始からヘラクレスが自陣にブロックを敷いて背後のスペースを消してきたこともあり、ボールを支配して攻め込む展開となった。太田も上手く角度をつけながらボールをもらい、左足の正確なショートパスで組み立てに貢献した。

 相手を押し込むフィテッセは前半8分、左サイドの敵陣深くから太田が左足で低いクロスを送るが、PA内の相手DFがカット。同9分にも太田が高い位置まで攻撃参加し、左足でファーを狙ったクロスを上げるも、相手GKにキャッチされた。

 また、この日はフィテッセのメインのプレースキッカーを務めるMFルイス・ベイカーがベンチスタート。左サイドのセットプレーは太田が任された。前半31分には太田が左CKから鋭いクロスを供給。こぼれ球に反応したFWデニス・オリーニクがPA手前から右足を振り抜くが、グラウンダーのシュートはゴール左に外れた。

 優勢の前半をスコアレスで終えたフィテッセだったが、後半3分についに均衡を破った。MFバレリ・カザイシュビリが右から中央へとドリブルで持ち運び、PA内左のオリーニクにパス。オリーニクはキープしながら2人のDFを引き付け、外側から勢いよく駆け上がった太田にノールックでつなぐ。太田がダイレクトで左足で折り返すと、相手DFが空振りしたボールがPA内中央のMFミロト・ラシカに渡り、フリーのラシカは冷静に右足でゴール左へと流し込んだ。

 攻勢を続けるフィテッセは後半10分、右サイドからのクロスが流れると、後方から走り込んだ太田がPA手前左から左足でダイレクトシュート。しかし、惜しくも枠をとらえることはできず、追加点とはならなかった。

 1点リードのフィテッセはその後も優位に試合を進めていたものの、後半35分に相手のFKへの対応からPKを献上。これをヘラクレスのFWワウテル・ウェクホルストに右足でゴール左に決められ、同36分に同点に追い付かれてしまった。フィテッセは終盤の波状攻撃も実らず、1-1で試合終了。2試合連続の引き分けに終わり、3試合勝ちなしとなった。

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