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「選手はヘロヘロ」失意の中国から横浜入り…広島DF水本「我慢強くプレーできた」

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[4.24 J1第1ステージ第8節 横浜FM1-2広島 日産ス]

 メンタル的にもフィジカル的にも厳しい状況の中、勝ち点3をもぎ取った。20日のACL山東魯能戦(0-1)でグループリーグ敗退が決まったサンフレッチェ広島。失意のアウェー戦を終え、帰国後も広島には戻らず、そのまま横浜近郊で調整してきた。

「選手はヘロヘロだったと思う」。森保一監督はそう認め、「コンディション的にあまりいい状態ではない中、選手はタフに粘り強く戦ってくれた。(ACL敗退が決まり)メンタル的にも次へ向かうのが難しい中、選手が踏みとどまってくれた」と、手放しで選手を称えた。

 MF青山敏弘が体調不良で欠場するアクシデントも乗り越えた。代わってキャプテンマークを巻いたDF水本裕貴は「きつかったけど、我慢強くプレーできた。トシ(青山)は出られなかったけど、だれが出ても結果を残していける自信もある」と、総力戦でつかんだ1勝に胸を張った。

「ACLに懸ける思いもあったし、悔しかったけど、すぐに試合があったし、そこで結果を残していかないといけないと思っていた」

 気持ちを切り替えるのは簡単ではなかったが、「浦和とFC東京にはがんばってほしい」と、残る日本勢にエールを送るとともに、「リーグ戦で結果を残して、来年また(ACLに)チャレンジしたい。ACLに優勝してクラブW杯に出る可能性はなくなったけど、Jリーグチャンピオンとして出るチャンスもある。まだ一つチャンスは残っている」と、次なる目標に向かって前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第8節 スコア速報

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