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“アフリカ勢を驚かすスピードスター”MF伊東純也が手倉森J復帰

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 柏レイソルMF伊東純也が、15年11月に行われた神奈川キャンプ以来となる手倉森ジャパン復帰を果たした。今季、甲府から柏に移籍した伊東はシーズン当初は右SBで起用されながらも、ここ数試合は右サイドハーフで先発出場して自ら得点を奪うだけでなく、アシストを記録するなどゴールに絡み続けている。

 U-23日本代表を率いる手倉森誠監督は、11日に行われるガーナ戦に向けて「メンバー構成を見れば、システムは4-4-2でいきます」と語った。その理由として、アフリカ勢や五輪予選を勝ち上がってきた国は「ゲームコントロールが間延びする状況が見られる」ことを挙げ、オープンな展開になれば身体能力で勝る相手に優位な状況に立たれるため、「コンパクトさを武器に戦おうと思ったときに4-4-2」と採用の意図を明かしている。

 そして、今回MF登録となった伊東は、「彼は(柏で)中盤に上がってから、ゴールに直結するプレーができている。4-4-2のサイドアタッカー、あとは元々、FWもやれる」(手倉森監督)とSBではなく中盤より前で起用されることになりそうだ。

「アフリカ勢にはスピードのある選手がいますが、アフリカ勢を驚かすスピードスターとして良いタイミングで使えればと考えている」と指揮官から期待を寄せられる伊東が、約4か月ぶりとなるU-23代表で自慢のスピードを武器にアピールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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