beacon

[MOM1771]桐光学園MF中川優(1年)_「ボランチで得点王」掲げる10番が2得点

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.14 U-16 Rookie League A group第1節 桐光学園高 4-0 西武台高 時之栖裾野Hグラウンド]

 試合の主導権を握りながらもシュート精度を欠くなど西武台高をなかなか突き放せずにいた桐光学園高。それでも目標は「ボランチで得点王」と口にするう10番MF中川優が勝負どころで2点を奪って快勝へ導いた。

 1-0の後半27分、左FKのキッカーを担当した中川は「触るか触らないかのボールを蹴ってそのままゴールに入れば」という狙い通りのボールを蹴りこむと、ゴール前の混戦を抜けたボールはそのままゴール右隅へと吸い込まれる。さらに試合終了間際には左クロスをファーサイドで受けると、強引な仕掛けで持ち込んでから自然に出たという鮮やかなルーレットで局面を打開。そのままゴールを破って見せた。

 ボランチの位置でゲームをコントロールし、サイドへの展開やラストパスでゴールをもたらす司令塔。だが「攻撃になったらしっかり上がって取れる時に取って自分のパターンをつくっていきたい」と自らゴールを奪うことに対しても強い意欲を口にする。ミドルシュートやセットプレー、そしてPAでの仕掛けなど、この日と同じように武器を活かして得点チャンスをものにしていく。

「クロースのパスの精度とかイニエスタのボールキープとか見習っています」という桐光学園の10番は「しっかり1年生で選手権とか経験して、2年生でも中心の選手でやっていけるように今からしっかりと積み上げていきたいです」。将来のためにRookie Leagueでしっかりと技術、経験を積み上げていく。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2016 Rookie League特集ページ 

TOP