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本田&清武ヒヤリ…日本代表の事前合宿が打ち上げ

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 キリン杯に向けて千葉県内で事前合宿を行っている日本代表が29日午前に最後のトレーニングを行い、6日間のキャンプを打ち上げた。キリン杯に出場する欧州組11人とU-23日本代表を途中離脱して合流したFW浅野拓磨(広島)に加え、リハビリ組のDF内田篤人(シャルケ)、FW武藤嘉紀(マインツ)、MF山口蛍(ハノーファー)もグラウンドに姿を見せた。

 キリン杯メンバー12人と顔面骨折からの復帰を目指す山口はフルメニューを消化。サーキットトレーニングやパス回し、シュート練習にミニゲームと、約2時間みっちりとトレーニングを行った。ミニゲームではFW本田圭佑(ミラン)、MF清武弘嗣(ハノーファー)が足を痛めて途中で切り上げるアクシデント。ヒヤリとさせられたが、「大丈夫です」(清武)、「(左の)膝裏です。大丈夫」(本田)と軽傷を強調した。

 連日の2部練習となった事前合宿もこの日が最終日。清武は「去年同様、すごくハードできつい合宿だった」と振り返り、DF吉田麻也(サウサンプトン)は「本番はここからなので。去年もこうやって(事前合宿を行い)、シンガポールに勝てなかった。試合に勝たないと意味がない」と力説した。

 リハビリ組を除いてチームはこのあと愛知県内に移動。明日30日に浅野以外の国内組も加わり、全選手で再始動する。キリン杯は6月3日に豊田スタジアム、同7日に市立吹田サッカースタジアムで開催され、日本代表は3日の準決勝でブルガリア代表と対戦する。

(取材・文 西山紘平)

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