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準Vで涙流したグリエーズマン、同点PK失敗も「後悔はしていない」

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[5.28 欧州CL決勝 R・マドリー 1-1(PK5-3) A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が28日に行われ、アトレティコ・マドリーは1-1で突入したPK戦の末にレアル・マドリーにPK3-5で敗れた。FWアントワーヌ・グリーズマンの試合後のコメントをスペイン『アス』が伝えている。

 今季リーガ・エスパニョーラで22得点を挙げているグリエーズマンは、0-1で迎えた後半開始早々の1分にFWフェルナンド・トーレスが獲得したPKのキッカーを務めた。しかし、グリエーズマンが放ったシュートはクロスバーを叩き、同点のチャンスを逃してしまった。

 それでも後半34分にMFヤニック・フェレイラ・カラスコがゴールネットを揺らして同点に追いついたアトレティコは、120分間を1-1で終えて試合をPK戦に持ち込む。後攻のアトレティコの1番手のグリエーズマンが今度はしっかりゴール左に決めた。しかし、4番手のDFフアンフランの失敗により、5人全員が決めたレアルにPK3-5で敗れ、2013-14シーズンの決勝のリベンジとはならなかった。

 試合後、涙を流していたグリエーズマンは、ターニングポイントとなったPK失敗のシーンを振り返り、「あのような瞬間は困難なものだが、できるだけ早く忘れる必要がある。私は後悔していない。蹴りたい場所に蹴ったが、数センチの差で決めることができなかった」と語った。

 また、「立ち直るのは容易ではない」と語るなど落胆した様子のディエゴ・シメオネ監督は、ドレッシングルームで選手たちに向けては何も言わなかったようで、「彼は僕らにあまり話をしなかった。実際のところ、誰も話をしようとはしなかった。みんな沈黙していたからね」と試合後のチームの様子を明かした。

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