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アトレティコ、シメオネの辞任は考えず トップクラスのFW補強を検討

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 アトレティコ・マドリーの首脳陣と選手たちは、ディエゴ・シメオネ監督の続投を信じて疑わないようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ決勝でPK戦の末にレアル・マドリーに敗れ、またもビッグイヤーの獲得が持ち越しとなったアトレティコ。この結果に、一番納得行っていなかったのがシメオネ監督だ。

「準優勝チームは記憶に残らない」という考えを持つシメオネ監督は、マドリーに敗戦後、「私の去就? 迷っているところだ。私はみんなに愛され、みんなを愛してきた。しかし、2つの決勝に負けたということを考えずに前進していくのは私にとって良いこととは言えない」と述べ、辞任を検討している様子をうかがわせた。

 だがアトレティコはシメオネ監督の発言が一時的なものだったと考えている。一方で、アルゼンチン人指揮官が現在の成績に満足していないことも理解しているようだ。そのため、シメオネ監督が新たなシーズンに向けて求める補強、トップクラスのストライカーの獲得を成功させ、指揮官にアトレティコでの続投を決断させる意向。標的はチェルシーFWジエゴ・コスタ、パリSGのFWエディンソン・カバーニだと見られている。

 アトレティコ首脳陣に焦りはない。この数年培ってきたモデルケースは機能しており、クラブにとって最も重要なのはタイトルの獲得ではなくチームの成長だと信じているからだ。

 選手たちも首脳陣と同様だ。MFチアゴ・メンデスは「迷いなんてない。シメオネは続けるさ」と話し、FWアントワーヌ・グリーズマンは「すべてを与えてくれた監督」とアルゼンチン人指揮官を称賛した。この夏、クラブがどのような補強を行うか。これがシメオネ監督の続投を左右することになるかもしれない。


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