ドイツ代表は12日、ユーロ2016グループC第1節でウクライナと対戦し、2-0の勝利を収めた。終了間際のゴールで勝利を決定づけたMFバスティアン・シュバインシュタイガーは、「最高だ」と喜んでいる。

　負傷で2015-16シーズンの後半戦でプレーしていなかったシュバインシュタイガーは、ユーロ初戦の終了間際に投入された。1点をリードしていたドイツは、アディショナルタイムに加点に成功。ゴール前まで走っていたのがシュバインシュタイガーだ。

　代表でのゴールは2011年10月以来。ベテランMFがドイツ『ARD』でこう話した。

「最高だね。負傷は完全に治っているし、とても気分が良いよ。ただ、今のスプリントとゴールを祝ったことで疲れたね(笑)。とにかく、今日は勝てたことが素晴らしい。自分が良い状態でいられることもうれしいね」

　ピッチに入る際は、サポーターから大きな声援がわき上がった。

「信じられないね。こうなるなんて、思ってもみなかった。でも、まだ5分間しかプレーしていないし、90分や120分のプレーは無理だ。ただ、ファンがこうして迎えてくれることはとてもうれしいことだよ」

　シュバインシュタイガーは少しずつ調子を上げていくつもりだ。

「本当に良い感覚だ。フィットネスの状態が良ければ、しっかり味方につなげられる。だから、少しずつでもプレー時間が増えていくことを願っているよ。でも、一番大事なのはチームが勝つことだけどね」

　ドイツは16日にポーランドと対戦する。

---

●EURO2016特設ページ