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スペイン、16強敗退で3連覇逃す…失意のイニエスタ「言葉にならない」

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[6.27 EURO決勝トーナメント1回戦 イタリア2-0スペイン サンドニ]

 スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタは、イタリア戦の敗戦に「言葉にならない」と唇を噛んだ。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 史上初のEURO3連覇を目指したスペインは2連勝で迎えたグループリーグ第3節でクロアチアに1-2で逆転負けを喫し、グループ2位で決勝トーナメントに進出していた。この日、前回大会決勝で対戦したイタリアと再戦。GKダビド・デ・ヘアの好セーブでピンチを逃れていたが、前半33分に先制点を許すと、終了間際にも追加点を決められ、0-2で敗れた。

 イニエスタは圧倒的な存在感でチャンスを多く演出し、今大会の第1節チェコ戦と第2節トルコ戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出されていた。しかし、この試合では自由に仕事をさせてもらえず、最後までイタリアの“カテナチオ”を崩すことができなかった。

「言葉にならない」と肩を落とすイニエスタ。「ここぞという場面では相手のほうが効率的だったね。少し受け身になり過ぎてしまい、相手のペースに合わせてしまった。そうなれば痛い目に遭わされてもしかたがない。反撃に転じた後半は、まったく違う試合になった。それでも負けてしまうことはある」と前半の内容を悔やんだ。

 3連覇を目指していたスペインだが、ベスト16で大会を去ることとなった。「非常に高いところを目指していたけど、この残念な結果を受け入れ、未来のことを考えたい」と必死に前を向いた。

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