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[アミノ]関東4強決定!桐横大MFイサカ・ゼインは1G1A、帰ってきた早稲田大エースFW山内が決勝弾:3回戦

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アミノバイタルカップ2016
第5回関東大学トーナメント大会


 第40回総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯)の関東予選にあたるアミノバイタルカップ2016 第5回関東大学サッカートーナメント大会の3回戦(準々決勝)が29日に行われた。既に全国出場を決めている8校による熱戦。明治大国士舘大早稲田大桐蔭横浜大が4強入りを果たした。

 明治大日本体育大と対戦し、死闘を繰り広げた。試合は前半4分、ルーキーMF佐藤亮(1年=FC東京U-18)のゴールを皮切りに、明治大が2点を先取し、前半を折り返す。しかし後半3分、14分と得点を重ねた日本体育大が2-2と試合を振り出しに戻した。

 後半41分、明治大がFW木戸皓貴(3年=東福岡高)のゴールで3-2と二度目に勝ち越し。このまま逃げ切るかと思われたが、後半44分に日本体育大がMF川戸大樹(4年=神戸U-18)のこの日2点目で追いついた。3-3で延長戦へもつれ込む。

 延長前半1分に明治大が木戸の2点目で4-3と3度目の勝ち越しに成功。しかし延長後半5分に日本体育大が川戸のハットトリック達成弾で追いつき、4-4でPK戦へ突入する。

 先攻・明治大のゴールマウスを守るのは主将のGK服部一輝(4年=札幌大谷高)。後攻・日本体育大は東京Vの特別指定にもなっているGK長谷川洸(3年=東京Vユース)が守った。ともに外さずに10人目までもつれ込む。明治大の10人目、DF上夷克典(2年=鹿児島城西高)が決めたが、日本体育大はDF吉原大(2年=浦和ユース)が痛恨の失敗。

 この結果、明治大が4-4(PK10-9)で勝利し、4強入り。日本体育大は順位決定戦へ回ることになった。

 国士舘大筑波大に1-0で勝利した。関東大学リーグでは最下位に沈んでいるものの、その鬱憤を晴らすかのような快進撃での準決勝進出だ。後半9分、DF藤嵜智貴(4年=清水ユース)のシュートのこぼれから、FW松本孝平(4年=藤沢清流高)が決めたゴールが決勝点。シュート数では相手の8本を倍以上も上回る17本も放った筑波大だが、悔しい零封負けを喫した。

 桐蔭横浜大は1部校の意地をみせ、関東学院大に3-0の完封勝利。ルーキーMFイサカ・ゼイン(1年=桐光学園高)が1得点1アシストの活躍で4強入りへ貢献。

 10番のMF石川大地(3年=水戸啓明高)や主力DF劔聖矢(4年=横浜FCユース)はベンチ外。主将の今関耕平(4年=千葉U-18)やFW鈴木国友(3年=相洋高)らを温存しながらも快勝。中2日で迎える準決勝へ、準備は万端だ。

 早稲田大順天堂大に2-1で勝利した。前半41分、早稲田大が3試合連続となるDF熊本雄太(3年=東福岡高)のヘディングシュートで先制も、後半30分に順天堂大がルーキーFW浮田健誠(1年=柏U-18)のゴールで追いつく。90分で決着はつかずに延長戦へ。

 延長前半4分、帰ってきた早稲田のエースが仕事を果たした。10番を背負うFW山内寛史(4年=國學院久我山高)は開幕前の3月中旬に左足中足骨を負傷し、手術。全治約3か月と診断され、前期のリーグ戦は出番がなかった。それでも今大会の初戦で後半20分からプレーし、今季初出場。2回戦では後半7分から、この日は1-0の後半15分に投入された。

 そして延長前半4分に待望のゴール。山内の得点が決勝点となり、早稲田大が2-1で勝利。準決勝進出を果たした。

 今試合で敗れたチームによる順位決定戦は7月1日と2日に行われ、勝ち進んだチームによる準決勝は7月2日、決勝は3日に味の素フィールド西が丘で行われる。

結果は以下の通り

【準々決勝】(6月29日)
[味の素スタジアム西競技場]
国士舘大 1-0 筑波大
[国]松本孝平(54分)

関東学院大 0-3 桐蔭横浜大
[桐]浅川隼人(42分)、末廣浩暉(45分+1=補・イサカ・ゼイン)、イサカ・ゼイン(68分)

[味の素フィールド西が丘]
明治大 4-4(PK10-9) 日本体育大
[明]佐藤亮(4分=補・柴戸海)、河面旺成(45分)、木戸皓貴2(86分、91分=補・丹羽詩温)
[日]川戸大樹3(48分、89分=補・高野遼、110分)、渡辺龍(59分)

早稲田大 2-1 順天堂大
[早]熊本雄太(41分=補・相馬勇紀)、山内寛史(94分=補・秋山陽介
[順]浮田健誠(75分=補・米田隼也)

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