beacon

バルサ、メッシを全面サポート 移籍の噂は意に介せず

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バルセロナは、FWリオネル・メッシをクラブ全体で支えて行く方針だ。

 今月6日、スペインの裁判所により脱税の罪で21か月の禁錮、罰金370万ユーロ(約4億1000万円)の有罪判決を言い渡されたメッシ。スペインの法律では2年未満の実刑に執行猶予がつくことが多いため刑務所には入らないとみられているが、そのニュースは大きな衝撃をもって世界に伝えられた。

 バルセロナは有罪が言い渡された直後に「#WeAreAllLeoMessi」というハッシュタグを付けてメッシを支援するキャンペーンを開催した。しかしながら、このキャンペーンに対しては賛否両論があり、一部サポーターからは脱税を支持する姿勢に疑問が呈されていた。

 バルセロナ広報のジョゼップ・ビベス氏は、この件について「メッシを支援するか、しないかが問題だ。我々は全力で支援する。すべきことをやるのみだ」と述べ、批判に対する懸念はないと強調している。

 一方、母国メディア『カデナ・コペ』による、メッシが現行契約が満了となる2018年の退団を考慮しているとの報道に関しては「メッシは心を痛めている。しかし、彼も関係者もバルサから移籍する旨を我々に伝えてきてはいない」と事実無根を主張した。

 バルセロナのスポークスマンとしての役割も担うビベス氏は裁判にも言及。先日、国側弁護人であるマリオ・マサ氏がメッシを「犯罪組織の組長」と形容し、痛烈に批判していたのにに対して、「国側の人間の発言として、受け入れがたい。国家の権力を使い、法廷でそのような表現をするのは許容範囲を超えている」と厳しく非難した。

 今回の有罪判決にメッシ側は不服を唱えて控訴している。バルセロナの広報は「まだ最終決定は下されていない」とし、「我々は理性と感情の面から背景に何があるかを述べた。バルサは不当に扱われている一人の選手を守っている。我々の言動にはいろいろな解釈があり、批判もあるだろう。けれども、我々は信念を抱いている」と話している。

●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP