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派手に打ち合いともに3発!! 広島逆転、柏追い付きドロー決着

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[7.13 J1第2ステージ第3節 柏 3-3 広島 柏]

 J1は13日、第2ステージ第3節を開催し、日立柏サッカーでは柏レイソルサンフレッチェ広島が対戦。前半5分に柏が先制するも、前半だけで広島が3点を奪って試合をひっくり返す。しかし、後半16分までに柏が2点を返して同点に追い付き、試合は3-3の引き分けに終わった。

 ホームの柏は前節浦和戦(●0-2)から先発1人を入れ替え、MF大谷秀和を先発起用。アウェーの広島は前節鹿島戦(●2-4)から先発1人を入れ替え、DF宮原和也がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 いきなり好機を生み出したのはホームの柏だった。前半2分、MF中川寛斗のパスからPA内に進入したFW伊東純也が右足でゴールを脅かしたが、ボールはゴール前を横断。ファーサイドのFWクリスティアーノが詰めようとしたが、ネットを揺らすには至らなかった。しかし同5分、クリスティアーノが蹴り出したCKをDF中山雄太がヘディングで叩き込み、柏が先制に成功した。

 先制を許した広島は前半7分にFWピーター・ウタカの浮き球のパスから抜け出したFW浅野拓磨がGK中村航輔との1対1を迎えるが、ループで狙ったシュートはクロスバーに阻まれる。さらに同23分には右サイドのMF柏好文が送ったクロスからMF柴崎晃誠がヘディングシュートを放ったが、今度はポストを叩いて同点ゴールとはならなかった。

 だが徐々に広島が攻勢を強めると、前半31分に同点に追い付く。右サイドから切れ込んだ柏が浅野とのパス交換でPA内に進入して中央にはたくと、柴崎の落としを後方から走り込んだMF丸谷拓也がミドルシュート。勢い良く飛び出したボールは柏DFに当たってコースが変わってゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗った広島は前半43分、DF塩谷司が直接狙ったFKがまたもや柏DFに当たってコースが変わってネットを揺らして逆転に成功。さらに前半アディショナルタイムには丸谷のサイドチェンジを左サイドで受けたMF清水航平が突破すると、クロスを柴崎がヘッドで叩き込んでリードを一気に2点差に広げた。

 広島が3-1とリードを奪って後半を迎えると、後半11分に右サイドを突破した伊東の柔らかなクロスをファーサイドのFWディエゴ・オリヴェイラがヘッドで決めて柏が1点差に詰め寄る。さらに同14分にはクリスティアーノが蹴り出したCKを中山がドンピシャのタイミングで合わせるが、GK林卓人の正面に飛んでしまった。

 だが後半15分、ディエゴ・オリヴェイラがPA内で宮原のファウルを誘ってPKを得ると、これをクリスティアーノがきっちり沈めて試合を振り出しに戻した。同21分には同点に追い付かれた広島が好機を創出するが、右サイドから切れ込んだ浅野が放ったシュートはクロスバーに弾かれて勝ち越しゴールとはいかない。

 その後も両チームともに最後まで勝ち越しゴールを狙ったが、3-3からスコアは動かないまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第3節 スコア速報

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