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ポルトガル優勝の立役者が明かす壮絶人生…「父は母を殺して投獄されている」

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ユーロ優勝を決める決勝ゴールを奪ったエデル

 ユーロ2016でポルトガルの優勝を決める英雄となったFWエデルが、衝撃的な事実を明かした。同選手の父親は殺人の罪で投獄されており、16年間の刑期をまもなく終えるところだという。

 10日に行われたユーロ決勝で開催国フランスと対戦したポルトガルは、エースFWクリスティアーノ・ロナウドを前半のうちに負傷で失うことになったが、勝負を決めたのは意外な男だった。交代出場のエデルが延長後半に決勝点を奪い、ポルトガルに悲願の初優勝をもたらした。

 エデルは旧ポルトガル植民地であるギニアビサウで生まれ、2歳のときにポルトガルへ移った。だが8歳の頃には経済的事情により親元を離れ、施設で育ったという。

 2012年にポルトガル代表デビューを飾ったとはいえ、国際レベルで大きな脚光を浴びることはなく、昨年夏に加入したスウォンジー・シティでは無得点。シーズン後半はリールへレンタル(その後完全移籍)されて過ごすことになったが、そのフランスの地で大きな仕事を成し遂げ、28歳にして一躍注目を浴びることになった。

 そのエデルが明かしたところによれば、父親は現在英国で刑に服しているという。ポルトガルのテレビに次のように語ったとして、イギリスなどのメディアが伝えている。

「父は僕が12歳の頃から投獄されている。継母が死んだあと、殺人の疑いをかけられたんだ。確か16年の判決だったと思う」

「(2008年に)アカデミカへ移籍して、稼げるようになってからは、父に面会するためイングランドへ行けるようになった。休暇のたびに会いに行っていたよ」

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