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第2S開幕3連敗対決は仙台に軍配…速攻2発&GK関のビッグセーブで新潟振り切る

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[7.17 J1第2ステージ第4節 新潟1-2仙台 デンカS]

 J1第2ステージ開幕3連敗同士の対決はベガルタ仙台が2-1で制した。仙台は第1ステージを含めたリーグ戦の連敗を4で止め、第1ステージ第16節の甲府戦(2-1)以来、5試合ぶりの白星。ホームで敗れたアルビレックス新潟はリーグ戦4連敗となった。

 試合は前半から新潟がボールを支配し、仙台を攻め立てる展開。前半5分、MF野津田岳人が粘って前方につなぎ、PA手前中央で収めたDFコルテースがスルーパスを通す。PA内中央に抜け出したMFラファエル・シルバが至近距離から右足のシュートに持ち込むが、ゴール右を突いたボールはGK関憲太郎に横っ飛びで弾き出された。

 ラファエル・シルバは前半10分にDF松原健の右クロスに飛び込む形から、同21分にはミドルレンジから右足でシュートを放つが、いずれも先制ゴールとはならず。さらに同45分、ラファエル・シルバのパスを受けたMF野津田岳人がPA後方右から左足で狙うが、シュートは右外のサイドネットを直撃し、前半はスコアレスで終了した。

 劣勢の前半を無失点で切り抜けた仙台は、後半9分にワンチャンスをモノにする。速攻から左サイドをドリブルで駆け上がったFWウイルソンがMF小林裕紀を巧みにかわし、PA手前やや左から右足を一閃。地を這うシュートがゴール左に突き刺さり、貴重な先制弾となった。

 それでも試合の流れはなおも新潟。後半16分、野津田が右サイド後方からのFKを蹴ると、高い弾道のクロスがピンポイントでDF舞行龍ジェームズの頭へ。力強く叩きつけたヘディングがゴール右に決まり、新潟がすぐさま同点に追いついた。

 後半20分には松原のスルーパスに抜け出したFW山崎亮平がPA内右でDF石川直樹に後ろから倒され、PKを獲得。同21分、自らキッカーを務めた山崎が右足でゴール左を狙うも、コースを読み切ったGK関がガッチリとキャッチした。

 GK関の前半5分に続くビッグセーブに救われた仙台は、PKから数秒後にカウンター。左サイドを持ち運んだウイルソンが右前方を走る奥埜にスルーパスを送ると、PA手前右で受けた奥埜は右足の切り返しでコルテースとDF大野和成を同時にかわし、左足でシュートを放つ。これがゴール左隅に決まり、仙台がそのまま2-1で勝利した。

●[J1]第2ステージ第4節 スコア速報

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