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[国際ユースサッカーin新潟]U-17日本代表、10番MF堀が先輩レフティー彷彿とさせるFK弾

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[7.17 国際ユースサッカーin新潟第2節 U-17日本代表 1-1 U-17クロアチア代表 スポアイランド聖籠]

 試合後、反省の弁が続くような内容、結果に終わったU-17日本代表だが、その中で10番MF堀研太(横浜FMユース)が意地のゴールを決めた。

 0-1の前半21分、FW中島元彦(C大阪U-18)が獲得した右FKを左足で直接沈めて2試合連続ゴール。長身選手並ぶクロアチアの壁をゆっくりと越えた一撃はニア右上隅にゆっくりと吸い込まれた。「(壁が)高くて最初はファーにしようかなと思ったんですけど、GKの立ち位置とか見てニアを狙いました」。横浜FMトップチームの先輩レフティー、MF中村俊輔を彷彿とさせる華麗なFK弾。堀は「(立ち上がりに)点決められてみんな下向いていた。(緩みのあった)アップが響いているのかなと思ったんですけど、FKは練習していたので、(壁が)高い中でも決められたのはプラスだったのかなと思います」と表情を緩めた。

 それでも2点目を奪うことができなかったことについて反省。堀も思い切り良く放った左足ミドルやサイドからの仕掛け、コンビネーションでクロアチアゴールを狙ったが、精度を欠いて得点することができなかった。それだけに「きょうの試合は全体的に入りも悪くて自分たちのいつもはできているプレーができていなかった」と満足した様子は無し。最終節で勝利して大会を終えることを誓っていた。

「この代表ではいい結果を出せているんですけど、自チームでは引っ張っていかないといけない存在だと思うけれどできていない」。継続して年代別日本代表に選出されている堀だが、本人は所属する横浜FMユースでチームを引っ張る存在になりきれていないことを指摘する。またCB橋岡大樹(浦和ユース)やFW中村駿太(柏U-18)ら同世代からU-19日本代表で勝負している選手もいるだけに、負けたくないという思いがある。U-17代表は8月にチェコ遠征を実施。今回アピールに成功した選手や招集されていない実力者が選出されるだけに、「今回来ていない橋岡だったり、中村駿太だったり、そういう選手が来ても残っていけるようにしていきたい。これから結果残してU-19とか上のカテゴリーでもできるようにしたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)

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