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52人が招集拒否!?日本と対戦のスウェーデン、リオ五輪メンバー選考に相当苦戦していた…

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 リオデジャネイロ五輪に向けて招集メンバーが各国から発表されたが、メンバー集めにはどこも苦戦を強いられたようだ。中でも日本代表と対戦するスウェーデン代表は52人に招集を拒否されていたようだ。英『ESPN』が報じている。

 U-21欧州選手権で優勝を果たし、1992年のバルセロナ五輪以来、6大会ぶり10回目の五輪出場を決めたスウェーデンは15日にメンバーを発表。スウェーデンのレジェンドであるヘンリク・ラーション氏の息子FWヨルダン・ラーションらが選出された。しかし、ホーカン・エリクソン監督は選手選考に相当苦戦を強いられたようだ。

 同紙によると、エリクソン監督は52人から招集を拒否されたという。五輪は国際サッカー連盟(FIFA)が国際Aマッチデーに指定していないため、クラブ側に選手の派遣義務はない。また、欧州のシーズン開幕時期に開催されることからクラブ側が選手派遣に難色を示すことが多い。エリクソン監督は心が折れそうになったと明かしているが、国内リーグの数クラブが派遣に協力してくれ、なんとかバックアップメンバーを含めた22人を発表することができた。

 このような事態は、母国開催となるブラジル代表も例外ではなく、シャフタールのMFフレッジは所属クラブが派遣を拒み、欠場が決まった。また、アルゼンチン代表もすでに欧州で主力として活躍しているFWパウロ・ディバラ(ユベントス)やFWマウロ・イカルディ(インテル)らを招集することができなかった。

 オーバーエイジ枠を除けば、23歳以下の選手にとってオリンピック出場は一生に一度しかない。クラブとしては快く送り出したいところだが、新シーズンを考えれば、難色を示すのもわからなくはないが…。

●リオデジャネイロ五輪特集

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