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「C・ロナウド負傷のタックルに悪意はなかった」 UEFA審判部長がパイェに言及

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 UEFA審判部長のピエルルイジ・コッリーナ氏が、ユーロ2016決勝でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを負傷させることになったフランス代表MFディミトリ・パイェのタックルに言及した。ファウルではあったが、パイェに悪意はなかったとの見解を示している。

 ファイナルの序盤にパイェのタックルを受けてひざを負傷したC・ロナウドは、なんとかプレーを続けようとしたものの、最終的に涙を見せながら担架で運び出された。

 パイェは試合後、「タックルに行っただけ」「意図的なことではなかった」と、C・ロナウドを負傷させるつもりはなかったと強調している。

 コッリーナ氏も同じ見解のようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、次のように述べている。

「パイェのタックルは笛を吹くべきものだった。ファウルだった。イエローカードにも値したか?それは議論できるところだ。だが、ひざとひざの衝突であり、偶然のものだった」

「不運なエピソードだった。パイェはケガをさせたかったわけではない」

 また、コッリーナ氏は大会全体を通じてのレフェリングに胸を張っている。

「我々は多くの賛辞を寄せてもらった。例えば(アレックス・)ファーガソンや(アーセン・)ベンゲルといった指導者からも大きな賛辞があった」

「ユーロ2012もうまくいき、それ以上にやるのは簡単なことじゃなかった。4年前の31試合から51試合となり、グループ3位チームでも決勝トーナメントに進めることで、すべての試合が決定的なものとなるなど、ずっと難しい大会だったが、我々はそれに成功したんだ」

 さらに、抗議やシミュレーションによるイエローカードがほとんどなかったことも指摘している。

「205枚のイエローカードのうち、抗議によるものは9枚、シミュレーションによるものは1枚だけだった。一発レッドはフランス対アイルランド戦の1枚だけだ。決定機阻止でやむを得ないものだった。我々がプレーのことをよく考えていたということだ。それがスペクタクルにつながる。危険なタックルも最小限だった」

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