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オーバーエイジ歓迎会は見送り…“肩透かし”に塩谷は「口だけ」と不満顔?

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 まさかの“肩透かし”だった。オーバーエイジの3人が初合流し、リオデジャネイロ五輪に向けて始動した五輪代表チーム。合宿初日となった前日19日の練習後、DF岩波拓也(神戸)は「(オーバーエイジの)歓迎会をしようという話はしている」と話していたが、その開催は見送られたようだ。

「してくれなかったんですよ。口だけですね」と冗談交じりに不満げな表情を浮かべたのはDF塩谷司(広島)だ。前日、岩波の言葉を伝え聞いて「マジっすか!? 歓迎されているんですかね!?」と驚きながらも楽しみにしていたが、「普通に食事しただけだった」と残念がった。

 合流2日目ながら徐々にチームには溶け込めているようで、特に岩波に関しては「ガツガツいじってくるし、それぐらい来てくれたほうがやりやすい。ああやってグイグイ来るのは嫌いじゃない」とニヤリ。「全体的に大人しいけど、岩波、カメ(亀川)、(中村)航輔あたりは割とフランク」と、積極的にオーバーエイジとU-23世代をつなごうとしている選手もいるようだ。

 チームは明日21日に日本を出発する。国内での最終調整となったこの日の練習後、手倉森誠監督はスタンドに集まったファン・サポーターに向かって「地球の裏側で日本の魂を注いでくるので応援よろしくお願いします」と挨拶。48年ぶりのメダル獲得を目指し、いよいよ決戦の地・ブラジルへ飛び立つ。

(取材・文 西山紘平)

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