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セビージャからコケ獲得のシャルケ、その理由は長期離脱中の内田にあり?

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 シャルケは31日、スペイン人DFコケ(29)の完全移籍での獲得に関してセビージャ、選手本人と基本合意に至ったことを発表している。ドイツメディアによると、獲得の理由は日本代表DF内田篤人の復帰がまだ先になるからだという。

 コケは昨季ヨーロッパリーグ(EL)決勝で2ゴールを記録し、セビージャのEL3連覇に大きく貢献した選手。同クラブでは公式戦173試合出場15得点という記録を残し、2014-15シーズンからはキャプテンマークも巻いたチームのリーダーの一人でもあった。

 コケは右サイドバックを本職とするが、シャルケは同ポジションの選手をすでに3人も抱えていた。離脱中の内田のほか、昨夏に加わったブラジル人DFジュニオール・カイサラ、ドイツ代表にも選ばれたこともあるベテランDFザシャ・リーターと、同ポジションには戦力が十分揃っているとみられていた。

 しかしながら、今夏からシャルケのチーム強化を担当するクリスティアン・ハイデルSD(スポーツディレクター)は、そういった見解に反して右サイドバックのさらなる補強が必要と考えた。『キッカー』曰く、その理由は内田にあるようで、この日本代表DFの「離脱が長引くことが明らかに」なったためと記している。

 シャルケでの最後の出場試合が昨年3月まで遡る内田は、同6月に右膝膝蓋(しつがい)腱の手術を受け、長期離脱を強いられることになった。先月9日にゲルゼンキルヒェンに戻った内田について、ハイデルSDは今月末のブンデスリーガ開幕には間に合わないとしながらも、リハビリは順調に進んでいる様子をうかがわせていた。けれども現時点では、戦力には数えられないというのが実状なのかもしれない。

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