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崖っぷちの日本代表

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[ニュルンベルク(ドイツ)19日ロイター]

 サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会で1次リーグ敗退の危機に立たされている日本代表は、22日に行われる最終戦のブラジル戦に全てをぶつける。

 これまでの2試合であまりチャンスが作り出せなかったと反省するDF中澤祐二は「ここまで来たら、後悔せずに帰国したい」と、最強の相手に全力で挑む構え。

 クロアチア戦に途中出場し切れのある動きをみせたMF稲本潤一は、炎天下でプレーした2試合に比べ、最終戦は環境的に楽になるとしながらも、対戦相手がブラジルであることを強く警戒した。

 このような形で母国ブラジルと顔を合わせることとなったジーコ監督は、「ブラジルは優勝候補の一角。厳しい戦いになるだろう」としながらも、「これまで自分たちのプレーが出来なかったが、サッカーは何が起きるかわからない」と、奇跡を信じ、全力で戦うことを誓った。

 日本は決勝トーナメントに出場するために、最低でも世界王者のブラジルに2点差以上で勝たなければならない。

<写真>6月19日、サッカーのW杯ドイツ大会、崖っぷちの日本代表、ブラジル戦に全てをぶつける。ブラジル戦を控え、練習でジーコ監督(左)の指示を受ける日本代表メンバー
(2006年ロイター/Kimimasa Mayama)

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