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ポイントは「簡単に言えばビビるな」 五輪代表、“負けたら敗退”のコロンビア戦に挑む

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 翌7日にグループリーグ第2戦コロンビア戦を迎えるリオデジャネイロ五輪日本代表の手倉森誠監督が6日、公式会見に出席した。

 4日に行われた初戦ナイジェリア戦で4-5の黒星を喫しており、敗れれば即グループリーグ敗退が決まる崖っぷちの状況で迎えるコロンビア戦。5失点と崩壊した守備だが、指揮官は「大きく変えなければいけない問題でもない」と語ると、選手個人のミスも「メンタルから来るものだと分析」しており、ポイントとなるのは「気持ちだろうと思っているし、簡単に言えばビビるなということ」と話した。

 16年1月に行われたアジア最終予選での下馬評は決して高くなったが、劇的な展開の連続でアジアの頂点まで見事に辿り着いた。「(一次予選から)15連勝して金メダルを目指す」と常々話してきた手倉森監督だが、「15回勝っててっぺんというのは、あまりにも出来すぎなシナリオだなと選手たちに話した」ようだ。ナイジェリア戦で5失点を喫したことで「5点を取られて、勝てるほど世界は甘くないと気付かされた」。だからこそ、改めて原点に戻ろうとしている。

「我々は元々五輪出場を危ぶまれていた集団。こうした逆境の時こそ力を発揮しなければならない立場だと、改めて思わされた。ナイジェリア戦は負けて良かったと言えるように、これから勝ち進んでいければという話もしている」

 中2日で試合が行われるハードスケジュールの大会。7月1日のメンバー発表会見時に「メンバー全員を使う」と話していたが、ナイジェリア戦後の2日間で十分なリカバリーができており、コンディション不良でのメンバー変更はないと説明。そして、「対コロンビアに利くオーダーで入って行ける」とコロンビアと対したときの最善の11人をピッチに送り出そうとしている。

 コロンビア戦は現地時間7日21時(日本時間8日10時)にキックオフ予定となっている。

(取材・文 折戸岳彦)

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