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[MOM1847]聖光学院FW青木汰百(3年)_「福島県No.1ストライカー」指揮官期待のエースが2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 アンダーアーマーチャレンジカップ 聖光学院5-0明秀日立 いわきグリーンフィールド]

 大きな期待に応える2ゴールだった。立ち上がりの前半5分、聖光学院高(福島)はFW青木汰百(3年)がスピードを生かして縦に抜け出し、決定機を迎える。シュートはGKに抑えられたが、相手に恐怖心を植え付けるには十分だった。

 2-0の前半33分、前線で縦パスを受け、うまくDFと体を入れ替えてゴール前に抜け出し、右足で追加点。「DFの隙を狙っていた」というストライカーらしい抜け目のなさを見せると、4-0で迎えた後半20分にはDF阿部凌雅(3年)の左クロスに合わせ、ダメ押しの5点目を決めた。

 1トップの青木は50m6秒3のスピードを武器に前線をかき回した。トップ下に位置するMF山口輝久(2年)との呼吸も抜群で、裏への抜け出しの速さと得点感覚で相手に脅威を与えた。背番号9のエースに対し、山田喜行監督も「福島県ナンバーワンのストライカーだと思っている。彼が勝負を決める、彼が点を取って試合を決める。それぐらいの選手」と絶大な信頼を寄せる。

「期待されているのは分かっているし、その期待に応えられるようにと思って、いつもプレーしている」。来るべき選手権予選に向け、「ゴール前の決定力に磨きをかけたい」と日々のトレーニングに取り組む青木。初出場だった12年度以来、4年ぶりとなる全国選手権出場を目指し、チームを引っ張っていく。

(取材・文 西山紘平)

●アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SUMMER

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