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イングランド代表アラダイス監督「テリーの復帰はありうる」

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 イングランド代表のサム・アラダイス監督がDFジョン・テリーの招集について、可能性はあると発言した。英『ガーディアン』が報じている。

 これまでイングランド代表で78試合に出場しているテリーだが、2011年10月にQPRのDFアントン・ファーディナンドに対する人種差別発言が大きな問題になると、イングランドサッカー協会はテリーに対し、22万ポンド(約2900万円)の罰金と、4試合の出場停止処分を科すことを決定。テリーの人種差別発言問題は法廷にも持ち込まれ、最終的に無罪という判決が下されたものの、テリーは代表からの引退を表明していた。

 7月22日にイングランド代表の新指揮官に就任したアラダイス監督は今月21日の記者会見で、テリーを再び代表のキャプテンとしてプレーさせる気がないかと問われると、次のように話したという。

「ありうる話だ。ジョンがどう返答するかに全てはかかっている。機会さえあれば、彼に出場してもらうことになるかもしれない。しかし、選手の見極めがもっと進むまでは、どうなるか見守っていてほしい」

「テリーを招集することについて、どういう政治的な意味が生まれるかは分からない。もしジョンが代表に必要だと感じたら、きちんと話し合わなければならないだろう」

 アラダイス監督は条件付きながらも、テリー復帰の可能性を示唆した。今夏のEURO2016に若いメンバーで臨んだイングランドは、決勝トーナメント1回戦で初出場のアイスランドに敗北。世代交代がうまく行っているとは言い難いだけに、テリーの経験値が必要になる時がやってくるかもしれない。

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