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新天地の仏マルセイユで確かな手応え、ハツラツ酒井宏「もっと良いSBになれる」

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 表情はイキイキと輝いていた。今季からフランス・リーグ1のマルセイユに完全移籍したDF酒井宏樹。右サイドバックとして開幕から3試合連続フル出場中で、新天地でもしっかりレギュラーポジションをつかんでいる。

 チームは26日のロリアン戦に2-0で勝って今季初勝利。開幕3試合を終えて1勝1分1敗という結果については「3試合やって4ポイントなので、あまり良いとは言えない。絶対に勝たないといけないクラブだと思うので、勝利を目指して頑張っていきたい」と話す。

 個人としても「まだまだ1対1で抜かれることが多い。アフリカの選手特有の速さがある」と、アフリカ系の選手が多いフランスリーグで新たな刺激を受けているようだ。「そういうところに早く追いついていけるように、勝ちながらフランスのサッカーに慣れていきたい。すごく楽しめているので、そこを習得できれば、もっと良いサイドバックになれると思う」と、ハツラツと答えた。

 いよいよ始まるW杯アジア最終予選に向けては「難しい試合しかないと思っている」と力説。9月1日の初戦(埼玉)で対戦するUAEは、昨年1月のアジア杯準々決勝で敗れている因縁の相手だ。酒井宏自身はアジア杯メンバーに入っていなかったが、「UAEが良いチームなのは分かっている。日本に勝つのはそんなに簡単なことじゃない」と気を引き締め、「初戦なのでいいスタートを切れるかどうかが大事になる。(2試合で)しっかり勝ち点6を取って、リーグのほうに帰っていきたい」と、9月6日のタイ戦(バンコク)を含めた連勝発進を誓った。

(取材・文 西山紘平)

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