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「全部つった」90分走り切った原口、先制起点に「良いボールを出せた」

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[8.28 ブンデスリーガ第1節 ヘルタ・ベルリン2-1フライブルク]

 ブンデスリーガは28日、第1節3日目を行い、FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンはホームでフライブルクと対戦し、2-1で競り勝った。原口は左サイドハーフでフル出場。今後は日本に帰国し、埼玉県内で合宿中の日本代表に合流する。

 先制点の起点になったのが原口だった。後半17分、左サイドに開いてボールを受けると、ドリブルで中に持ち込み、くさびのパス。FWベダド・イビセビッチがワンタッチで落としたボールをMFブラディミル・ダリダが右足ミドルでゴール右隅に流し込んだ。

「1点目のシーンは、思ったとおりイビセビッチがダイレクトで出してくれたので、3人の良い関係が出たかなと思う。裏に出して何度か揺さぶっているうちに、あの瞬間はあそこが空いた。良いボールを出せたかなと思う」

 自身も納得の先制点。その後も左サイドで精力的なプレーを見せ、後半21分にはマッチアップしていたフライブルクDFアレクサンダル・イグニョフスキを途中交代に追い込んだ。

「暑かったので、両チームともちょっと動きが鈍かったというか、あまりテンポが上がらない試合だったけど、相手が疲れたところで自分は走り切れたかなというのはある」。後半42分には両足をつり、チームメイトに足を伸ばしてもらっていた原口だが、そのままフル出場し、最後まで走り抜いた。

「本当に走って、右左の太腿の前と後ろ、ふくらはぎ、全部(の筋肉が)つったので、勝たなかったらちょっとガッカリだった」と笑った原口。それでも「昨シーズンははチームが勝てば良いというか、チームのためにという気持ちが強かったけど、今季は毎試合点を取るつもりで、点を取らなきゃ常に出られないと思っている」と、貪欲に語った。

 今後は日本に帰国し、W杯アジア最終予選に臨む日本代表に合流する。「全然違うものなので、頭を切り替えないといけない。今まではこの開幕戦にすべてを準備してきていたので、頭のスイッチを変えることが必要。いったんチームのことは忘れて、代表にしっかり切り替えたい」と話していた。

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