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完璧主義トゥヘル、敵将の賛辞にも無関心「我々の理想はパス710本、ボール支配率74%」

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 ドルトムントは27日、ブンデスリーガ第1節でマインツとホームで対戦し、2-1で勝利した。試合後、マインツのマルティン・シュミット監督は「ドルトムントは攻撃とパスのマシーン」と賞賛したが、トーマス・トゥヘル監督はこれを否定し、さらに自身の理想とするサッカーについても語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 新戦力4人が先発したドルトムントは前半17分、MF香川真司がショートコーナーでつなぎ、MFアンドレ・シュールレのクロスをFWピエール・エメリク・オーバメヤンがヘッドで押し込み、先制に成功した。

 後半43分には香川を起点としたカウンターの流れから、シュールレがボックス内で倒され、PKを獲得。これをオーバメヤンが決めて2点差とすると、後半アディショナルタイムにFW武藤嘉紀に1点を返されるも、2-1で逃げ切った。

 試合後、ドルトムントの戦いぶりに対してマインツのシュミット監督は「まるで攻撃とパスのマシーン」と称賛の言葉を送ったが、トゥヘル監督はこれを訂正。「今日の我々は攻撃とパスのマシーンだったかもしれないが、正確なマシーンではなかったね」と自虐気味に答えた。

 クラブ公式サイトによると、ドルトムントはボール支配率で70%を記録しながらも、パスは290本にとどまった。トゥヘル監督はこれに不満を感じていたようだ。「290本は低い数字だ。パスをどんどん回してプレーをスピードアップさせることがなかなかできなかった」と話し、「90分を戦ってパス本数710本、ボール支配率74%が理想だ」と目指すべき具体的な数字を挙げた。

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