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オシム日本代表新監督会見要旨

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 2010年W杯南アフリカ大会を目指す日本代表の新監督に、前ジェフ千葉を率いていたイビチャ・オシム氏(65)の就任が正式決定し、21日に記者会見が行われた。

以下、会見要旨

 「日本サッカー協会に信頼を受けて、たいへん光栄に思う。今の気分は、(日本サッカー協会と)結婚をした気分だ。結婚をしたら最初は上手くいくが、その後も上手くいくかどうかはわからない。結婚というのは2人の力だけでなく、多くの人の力が必要だ。私や反町(U-21代表)監督、川淵キャプテンの3人だけでやっていくわけではない。

 今の日本代表は車に例えるなら、止まっている状態。この止まった車を全員で押していかなければならない。

 選手の選考基準は、世界の基準と日本の基準があると思うが、大事なのは現在のサッカーにおける動きができること。他の選手のマネもしないほうが良い。そして、先をみることが出来ることが必要だ。

 これから日本代表を強化するにあたり、まず最初にすることは、現在の日本代表のサッカーを“日本らしいサッカー”にすること。日本らしいサッカーとは、他国にない日本人の持ち味を最大限に生かしたサッカーをするということだ。日本の特徴とは、敏捷性や攻撃性やアグレッシブさ、細かい技術だ。そして、初心に戻らなければならない。そうすれば、日本人らしさが出るはず。

 最後に川淵キャプテンにお礼を言いたい、ありがとう」

(文 沼田拡貴)

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