beacon

222日ぶり先発の武藤、途中交代も「70分出られたことが収穫」

このエントリーをはてなブックマークに追加

2月6日のハノーファー戦以来の公式戦先発となったFW武藤嘉紀

[9.15 ELグループリーグ第1節 マインツ1-1サンテティエンヌ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は15日、グループリーグ第1節を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでサンテティエンヌと対戦し、1-1で引き分けた。武藤は2トップの一角で今季公式戦初先発。2月6日のハノーファー戦以来の公式戦先発出場でELデビューを飾った。

「きつかったですね」。久々の先発出場に苦笑いを浮かべた。2月6日のハノーファー戦で右膝外側側副靭帯を損傷。同月末の練習中に故障を再発させ、長期離脱を強いられた。8月27日の今季ブンデスリーガ開幕節・ドルトムント戦で後半36分から途中出場し、実戦復帰を果たすと、後半アディショナルタイムに今季初ゴール。日本代表として今月6日のW杯アジア最終予選・タイ戦も後半37分から途中出場したが、先発はハノーファー戦以来、222日ぶりだった。

 練習の中でスタメンかどうかは「まったく分からなかった」というが、「練習でも調子が良かったので、そうなるかなとは思っていた」と準備はできていた。しかし、なかなかいい形で攻撃に絡めず、無得点のまま1-0の後半24分に交代。チームは終盤に追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。

「守備はハマっていたけど、攻撃で人数が少なかった。引いて守っていたのもあるけど、攻撃のときに厚みがなかったし、もう少し落ち着いてつないでも良かったと思う。全部が裏、裏になると相手にも読まれる。足元で受けることも必要だった」

 先制点はセットプレーから。流れの中で決定機らしい決定機をつくれず、反省の言葉が続いたが、個人としては「久しぶりに70分間、出られたことがまず収穫かなと思う」と指摘。「まだまだ試合勘は戻していかないといけないけど、とにかく今日はケガなく戦えたことが良かったとポジティブに捉えたい」と前向きに話していた。

●欧州組完全ガイド
●EL16-17特集

TOP