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千葉、痛恨の後半AT被弾で連勝ストップ…山口は猛反撃が実る

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[9.18 J2第32節 千葉 1-1 山口 フクアリ]

 J2は18日、第32節を開催し、フクダ電子アリーナでは10位のジェフユナイテッド千葉と8位のレノファ山口FCが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半20分にFWエウトンの3試合連続ゴールで千葉が先制するも、後半アディショナルタイムに山口FW中山仁斗が劇的な同点ゴールを奪い、試合は1-1の引き分けに終わった。

 2試合連続完封勝利中の千葉は前節岐阜戦(○2-0)から先発1人を入れ替えてMF北爪健吾を先発起用。一方、ここ4試合未勝利(2分2敗)の山口は前節岡山戦(●0-1)から先発2人を入れ替え、MF鳥養祐矢とDF北谷史孝がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは山口がリズム良く攻撃を組み立ててゴールに迫るが、最初に決定機を創出したのはホームの千葉だった。前半13分、右サイドから北爪が送ったクロスをFWエウトンが至近距離で合わせたヘディングシュートはGK村上昌謙に阻まれ、こぼれ球をエウトン自らが押し込もうとするがシュートはポストを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 その後も山口がボールを保持する時間が続いたものの、千葉の粘り強い対応に遭ってなかなか好機を創出できない。前半29分にはMF望月嶺臣の浮き球のパスからPA内に進入したMF福満隆貴がシュートまで持ち込んだが、GK佐藤優也に弾かれたボールはDF比嘉祐介にクリアされてしまう。一方の千葉は同39分、MF長澤和輝が蹴り出したCKをニアサイドでDF若狭大志がヘッドで合わせるもボールはクロスバーに弾かれてしまった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、山口はDF宮城雅史に代えてDF廣木雄磨を投入。後半も山口がボールを保持して押し込む時間が長くなり、千葉は体を張った守備ではね返してカウンターからゴールを狙いにいく。

 後半12分には千葉がカウンターから好機を生み出すが、左サイドの比嘉のパスからファーサイドでフリーになったDF丹羽竜平のシュートは大きく枠を外れてしまう。対する山口は直後の同13分、右サイドでボールを受けた鳥養のスルーパスに走り込んだFW中山仁斗がGK佐藤優也と1対1を迎えるも、シュートは佐藤優にストップされてしまった。

 すると後半20分に千葉が先制に成功する。MF富澤清太郎のスルーパスから右サイドを抜け出した長澤がマイナスのパスを送ると、ゴール前のエウトンが右足シュートで自身3試合連続となるゴールを陥れてスコアを1-0とした。しかし、その後は山口が反撃に出ると後半アディショナルタイムに右サイドからのクロスを中山がヘディングで叩き込み、試合は1-1のドローに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J2]第32節 スコア速報

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