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[プレミアリーグWEST]「僕らの義務」残留目指す神戸弘陵が大津に勝利、6位浮上!!

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[9.24 高円宮杯プレミアリーグWEST14節 神戸弘陵高 2-1 大津高 みきぼうパークひょうご第1球技場]

 高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWESTの第14節が、9月24日と25日の2日間にわたって各地で開催された。高体連チーム同士の一戦となった神戸弘陵高(兵庫)対大津高(熊本)戦は神戸弘陵が2-1で勝利。神戸弘陵は順位を6位へ浮上させている。

 前半押し込んだのは大津。だが、神戸弘陵は谷純一監督が「大津と前期に対戦したときはボールを握った戦いを意識しましたが、能力が高い大津攻撃陣にやられてしまったため、今日は粘り強い守りを重視し、カウンターから1点を狙おうと考えていました」という通り、粘り強い守りとカウンターから押し返す。大津はMF杉山直宏主将が「前半から相手ゴール前まで行くことはできたのですが、弾かれてからセカンドボールを拾うことができなかったため二次攻撃につなげられず、シュートまで持ち込めませんでした」と語ったようにセカンドボールを拾えず、シュートまで持ち込めなかった。

 そして0-0のまま迎えた前半アディショナルタイム、MF木野剛基が「今日は下位チーム同士の対決。負けたら降格に近づくので、負けたくないという意識がみんなの中にありました」と語る神戸弘陵が先制点を奪った。DF今井涼太の縦パスから右サイドをフリーで抜け出したFW高久保雄飛のクロスをMF竹村史明が右足ボレーシュートでゴールヘ叩き込んだ。

 後半、大津が反撃。杉山とFW藤山雄生にボールを集めて相手の守りを破ろうとする。だが、神戸弘陵はコンディション不良で欠場したMF谷後滉人主将に代わってキャプテンマークを巻いたCB木村俊文を中心とした守備で耐えていく。そして後半アディショナルタイム、神戸弘陵は相手のクリアミスから交代出場のFW立岩玄輝が決めて2-0。直後にPKを与えると、GK鈴木悠太が弾いたこぼれ球を交代出場FW大竹悠聖に押し込まれてしまったが、それでも逃げ切った神戸弘陵が勝ち点3を獲得した。

 大津の平岡和徳総監督は「前後半ともにアディショナルタイムに失点していては、こうした結果になるのも当たり前です。勝負の世界で言われる『勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし』という格言どおり、われわれの力不足でしょう。これから、全てのレベルを上げなければいけません」と指摘。一方、プレミアリーグ残留へ大きな白星を勝ち取った神戸弘陵の木野は「後輩にプレミアリーグという舞台を残すことは僕らの義務。後期はまだ1敗を喫しているだけですので、次節もいまの調子を維持したいです」と語り、現在の調子と順位を維持していくことを誓っていた。

(取材協力 JFA)
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