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2戦連発の好調MF原口、劇的勝利も「勝ち点3取れたことだけが良かった」

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先制点を決め、雄叫びをあげるMF原口元気

[10.6 W杯アジア最終予選 日本2-1イラク 埼玉]

 好調そのままにFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が先制点を挙げた。

 原口が好調をキープしている。今季ブンデスリーガではここまで6試合すべてでフル出場し、2アシストを記録。W杯アジア最終予選では、9月1日のUAE戦(1-2)は途中出場だったが、黒星スタートで追い込まれた同6日のタイ戦(2-0)では先発起用され、1ゴールと結果を残していた。

 この日、日本は序盤からイラクに攻め込まれるシーンが続き、苦戦を強いられた。だが、先発出場した原口が前半26分にゴールネットを揺らす。カウンターからMF清武弘嗣(セビージャ)がPA右から中央に折り返すと、ニアに走り込んだ原口が右足ヒールシュート。GKの股下を抜け、アジア最終予選で2試合連続のゴールとなった。

 しかし、追加点を挙げられないでいると、後半15分に痛恨の失点。その後は一進一退の攻防で、失点してもおかしくない時間帯が続いた。「最後まで諦めないことしか考えてなかったし、絶対1点が入ると思ってプレーしていました」。そう原口が語ったように、後半アディショナルタイム5分にFKのこぼれ球をMF山口蛍が右足でねじ込み、2-1で劇的勝利をおさめた。

「きつかったですけど、とりあえず勝ってホッとしています」。試合後のインタビューでそう語った原口は、「僕の良さが出た」と得点シーンを振り返ったが、「本当に内容はどうかと思いますけど、勝ち点3取れたことだけが今日は良かったかなと思います。今日の試合をしてしまうと、また危機感しかないので、次も決められるように頑張ります」。危機感を振り払うべく、原口が11日の敵地オーストラリア戦で3試合連続ゴールを決める。

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