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G大阪10冠ならず…ルーキー呉屋がPK外す

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表彰台でまっすぐ前を見るFW呉屋大翔(右から2人目)

[10.15 ルヴァン杯決勝 G大阪1-1(PK4-5)浦和 埼玉]

 ガンバ大阪は15日に行われたルヴァン杯の決勝でPK戦の末に浦和レッズに敗れた。史上2クラブ目となる10冠を目指した挑戦だったが、持ち越しとなった。

 G大阪は前半17分にFWアデミウソンのゴールで先制したが、後半31分にセットプレーがらFW李忠成に同点弾を決められてしまう。しかし“ホームスタジアム”の埼玉スタジアムで勢いを増す浦和の猛攻を延長戦でも耐えると、PK戦まで持ち込んだ。

 ただし後半43分に最後のカードとして登場したFW呉屋大翔は、延長後半にシュートがポストを叩き、ライン上を転がるボールをDF森脇良太にかき出されるなど、チャンスを決めきれずにいた。そしてPK戦では両軍3人目までが成功して迎えた4人目で登場すると、右足で蹴ったシュートはコースが甘く、日本代表GK西川周作に足で弾かれてしまう。大卒ルーキーにとっては苦い経験になってしまった。

 対する後攻の浦和はFW李忠成が成功。G大阪も5人目のMF遠藤保仁がしっかり決めたが、浦和の5人目のMF遠藤航がGKの逆を突く右隅に蹴り込み、決着をつけた。

 表彰台に上がったG大阪イレブンが表情を緩めることはなかった。PKを失敗した呉屋の目に光るものはなく、まっすぐに正面を見ていた。この失敗が大きな糧になることを期待したい。

●ルヴァン杯2016特設ページ

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